元親は丁寧にボタンひとつひとつを空けていった。
そうすれば露わになる胸の谷間。
「昨日はよく見れなかったがアンタ意外に胸あんだな」
「っの、変態」
「ただの人間と同じにしてもらっちゃ困るぜ」
そう言うと元親はブラのホックを外し、服は腕を通した状態のままでブラを奪い捨てた。
もうここまでしてきたら元親が何をしようとしているのかははっきりとわからせられる。
朝から抱かれるなんて考え付いたとたんに反射的に手で胸元を隠そうとするがそれをすぐに伸びてきた手に遮られた。
そしてその手はそのまま私の腕を壁に押し当てた。
「さあて、どうしてやろうか」
「恥ずかしいからその手を離してっ」
「それは人に頼む態度ってもんじゃねえだろ」
元親は言い捨てて、少し屈んで私の胸の指の先端を弾き、舌を絡めた。
今すぐに止めては欲しいが、今ここで声を出そうとすれば必ず変な声が出る。
ただでさえ、口は閉じてはいるが微かに声は漏れているのに。
「止めてほしいか?」
胸を揉む腕の動きは止めず、ニヤニヤと笑いながら私に問いかける。
声は出すまいと首を縦に振ったとたん唇を奪われ、甘い声が出た。
「ふぅ・・・んあっ、ああ」
「やな訳ねえよな、こんなにいい声出して、此処も勃たせて」
言うがままに胸の先端を弾き、下の下着さえも取り払い、無防備にになったそこを撫でた。
「思った通りだ、ちゃんと濡れてるぜ。
やめてほしくねえんだろ?」
「ちがっ、ちが、う」
口では否定しているのに、頭の中の理性がだんだんと溶けていくような感覚に落ちる。
このまま流されたらまた最後までされる、そうわかってる。
なのに私の体は思うように動くことはできなかった。
元親に捕まえられた時点で逃げる道はなかったのだろうけど、逃げれないことに更なる甘えが出てくる。
「アンタみてえな女は初めてだな」
「何が?」
「この俺にも靡こうとしねえ女だよ、おらっ」
「っ!」
私の足を捕まえた元親は濡れた秘部に既に硬くなった雄を突き入れた。
嫌だと抵抗して元親のお腹を押すだけ、力が入らない私には無駄だった。
「ぅ、あっ」
「最初から欲しかったんだろ?」
「ひゃ、ああっ、おもう・・・わけがなっ」
私が答える瞬間に腰を振出し、パンパンと肉がぶつかり合う音、卑猥な水音が耳に入ってくる。
まっすぐに映る元親の眼には本当は私の気持ちをわかっているのではないかと頭を抱えたい気分にもなってくる。
「よく言えるぜ、そんなセリフが」
「だって・・・あっ、もと、ちかっ、だめ・・・」
「気持ちよくしてやる」
耳元で吐息交じりの声が掛かれば、身体中が元親に支配されそうな気がしてならない。
気持ち良くて、あつい・・・。
ここで認めたら駄目なのに。気持ちいい。
「もとちかっ!もと、ちかっ!」
「いいぜ名前、イけよ」
先程まで以上に強い衝撃に耐えられず、私は簡単に達してしまった。
「俺の飯だってんのにな、一人でイきやがって。
俺も十分喰わしてもらえるんだろうな」
まだ息が上がっている私に笑いかけた元親にめまいがした。
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