おめでとう、オカン・・・もとい佐助!(戦国)

「佐助ー、お前5位だったんだってな。
 おめでとー!」

同僚である佐助がこの間の武田家家臣人気投票の結果、見事5位に入ったらしい。
その功績を素直に褒めていたら何故か溜息をつかれた。


「何だよ、人がせっかくお前なんかを褒めてやってんのに」
「”お前なんか”って、名前ちゃんよ・・・。
 まあそれはいいとして、俺様忍びなのに普通は目立っちゃ駄目じゃないの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・べ、別にいいんじゃあないかー、オカンのお前なら?」
「何その沈黙!?
 っていうか、その最後の”オカンの”って何?」
「え、だって幸村殿のオカンじゃん?」
「何を言ってるんだ、この子は!
 あはは・・はは・・・ははは・・・・・・、もう最近そのネタ笑えなくなってきてるんだけど?」


今更おかしなことをいう佐助だ。
幸村殿のオカンというのはお館様も公認だというのに。
何か笑い方的に壊れてるし、大丈夫か?

「おーい、大丈夫か?疲れてんのか?」
「疲れてるのがわかってるなら俺様に有給をちょうだい」
「ほんと佐助は冗談がうまいな、ははっ」
「いや、冗談じゃないんだけどっ!?」

この佐助の様子を見ると、どうやら休みの日まで幸村殿のお世話を受け持っているらしい。
その事実には同情できるが。
・・・まあ幸村殿。
いい人だけど、いろいろと厄介なこともあるからな、佐助も大変なんだろう。



「5位に入ったんだから給料あげてくれたらいいのになー」
「そんな簡単にもらえないだろ?」
「じゃあ名前ちゃんが何かちょうだいよ、同僚の俺様に」
「私がか?
 ・・・まあ軽いものならあげれるが、私は物を持っている訳ではないからな。
 でも、できることなら何かしてやるよ」
「じゃあ貰うよ」


佐助はそう言うなり、私の唇に唇を重ねた。
ちゅっと音を立てて佐助と私は接吻をした。


「っ!?何しやがるっ!」
「えー、軽いものならいいっていったじゃん〜」
「それとこれとは話が別だろ!
 馬鹿野郎!!」
「ははっ、赤くなっちゃって可愛い〜」




佐助を咎めようとするが、顔を隠すのを優先したため更に笑われたのはまた別の話・・・。






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オカン・・・、もとい佐助5位おめでとうございます!
何故か私が佐助を書こうとしたらオカンネタになって、ギャグになっちゃうんですよね笑
それだけ、佐助がいい人だということでっ;







  


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