おめでとう、ゆっきー!(戦国)
「幸村〜、速報だよ!三位だよ、三位!!」
「名前殿でござったか、それで・・・政宗殿は?」
正直政宗は一位だし、好敵手である幸村が三位だなんて言いにくい。
でも、どうせ後々にわかることだし下手に気を遣ったら幸村は怒る、というか面倒臭くなる。
「幸村・・・心して聞くんだぞ」
「うむ!して、政宗殿は」
「一位だ」
「っ!」
やはり幸村は顔を顰めた。
二位ならともかく三位になちゃったもんね。
「幸村・・・でもね、貴方は武田の立派な憧れだよ、ね?」
「名前殿、それでも政宗殿に負けてしまっては」
「別にこういうことより実力勝負で勝てばいいじゃないの、私だってそっちのほうが気になるわ」
「それでも名前殿の心が政宗殿に行ってしまわれたら今までの勝負だって意味が成さぬでござるっ!!」
「え・・・?」
一瞬何が何だかわからなくなる。
目の前にははっとした赤い顔の幸村。
時間が経つにつれ私でも理解できるようになってくる。
「そ、そのっ、幸村?」
「わかってるでござる、お館様の親族の名前殿に某の気持ちは届けてはならないと・・・
それでも、某は名前殿が好きでござる!政宗殿には渡したくのうござる!!」
「・・・幸村」
幸村の顔は未だに赤いまま。
そういうところをいると必死になって私に告白してくれたんだと思える。
っていうか、政宗のことは初耳だったんだけどこの際もうどうでもいいか。
「馬鹿ね、幸村」
「私は好きでこうやって幸村に会いに来てるのよ。
政宗に会いに行くなんてとこ見たことないでしょ?
誰があんな面倒な男の元へわざわざ行くもんですか」
「名前殿、ならば某はっ」
「私が幸村のところ以外に嫁ごうとされるならその時は攫ってちょうだい、例え父上の意思に逆らってもね」
幸村が父上に背くことは一度もなかった。
だから、ちょっと困った顔の幸村も悪戯心に見たいなーと思って言った言葉だけど。
「必ずでござる!!」
そう言いのけた幸村がいた。
私が完全にオチちゃったよ。
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幸村あああああああ、三位おめでとおおおおおお!
でも何かBSR48たいして関係ないですね;
っていうか何気に筆頭の扱いがひどくなってごめんなさい、これでも好きなんですよ!?
とりあえず幸村にはハッピーエンドで良かったです。
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