出会い〜捏造ver.〜

元親はただ目の前にいる齢14ほどにしかならぬ少女を見つめていた。


「アンタがあの石谷の…」
「は、はいっ、このたびぃっ………っ!」


少女は自分の失態に一瞬にして顔を赤らめた。
その様子に元親が抱いた感情はひとつだけだった、ただ可愛いと。


「んな緊張すんなって、なんたって俺らは今の今からは夫婦なんだからよ」
「あ、はい…」


元親は気にするなという意味で掛けた言葉だがそれは幼き少女にはまだ気にしてしまう
言葉でしかないのだろう。


「夫婦の意味もゆっくりわかったらいいから、な?」


元親は一瞬のうちに少女を抱き寄せ、自分の膝に座らせた。


「愛してやるから」
「元親様…」



赤く色づいた唇が紡いだのは己の名。
その唇に己のそれを奪ってしまいたいとは思ったが急いでしまってはいけないだろうと判断し、その欲を頭を撫でる代わりに抑えた。
少女はそんな元親の状況など知らず、自分に優しくしてくれる11も離れた夫に笑みを向けた。
元親はその笑顔にただただ微笑み返すだけで精一杯だった。




###
ツイッターでノリで書いた捏造の出会いでした!!
短いですね、やっぱり・・・
元親の正室の命日に書いたものなので捏造ですが正室に捧げます
元親大好きですが夏草の賦の影響で正室も好きな私でしたー
※ノリでこちらに置いてますがほんとに別ワールドですっ
 元親さんからの呼ばれ方も違いますしね; 



  


×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -