2

チュッ…
頬に触れた感触。
それは紛れもなく燐のもの。
驚いて見ると、恥ずかしさからかプルプルと尻尾が震えている。

「――……っ、大好き…」

余りの可愛さに、一回りほど小さい兄を強く抱き締める。
燐は少し照れながらも、雪男の肩に額をのせる。

「…俺も、…だいすき」

雪男を見上げると、ばっちりと目が合い、そのまま燐は眼を瞑る。

「っん…」

唇が重なりあい、燐の吐息は部屋へと消えた…。


(ちょっと、押さないでよ!)
(ご、ごめんっ、見えなくて…)
(ん?お二人さん、何してはる…って…、えぇっ?!)
(何や志摩、そないな声出し…て………)
(静かにしなさいよ!聞こえないじゃないっ!)

「んっ…、っあ…ふ…」
「兄さん、にぃさん?今はここまでだよ」
「…、な…んで…ぇ?」
「覗いてる鼠が何匹か居るから」

((((ッッッ!!!!))))


end.
そして腐女子な出雲&しえみ+αはバレバレの覗き見。
地味に志摩は勃っちゃってます←
こんな酷い文ですが、参加させていただき光栄でした!
ありがとうございました!!
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HP→千歌。様

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