グリーン×レッド(ゼル伝パロ)



ファイル3:グリーン


このファイルでよろしいですか?

→はい
 いいえ







時空を超えて、あの日平和を誓ったあの子…レッドとまた再会出来た。

レッドは俺が七つのバッジを集める間ちょいちょい助言をしてくれた旅人になりすましながら俺に気を配ってくれていた。自分が狙われているのにも関わらずに、だ。


「ずっと、俺を見ていてくれたんだな」
「………うん。」
「有難う、お前がいたから、俺はサカキを倒す事が出来たんだ」
「最後で俺が……捕まったばかりにグリーンの足を引っ張っちゃった。ごめん………」
「違う、お前は悪くない。俺は足を引っ張られたなんて思ってないし」
「グリーン…」
「七年前のあの日から、俺はずっとお前を護る力が欲しかった。大切な人を護る力が。こうして、お前を護って世界を救えて良かったと思ってる」

急に頭を下げるレッドに俺は直ぐに首を横に振って喋る。俺が喋る間に、俺の言いたい事が分かったのかレッドの顔がみるみる赤くなってゆく
だが直ぐにレッドは俯いた表情で洋服の裾をきつく握りしめた。

「…最後にそんな言葉が聞けるなんて思わなかった」
「え?」
「……グリーン、実は…まだ一つ、…しなきゃいけない事があるんだ」
「しなきゃいけない…こと?」
「グリーンは図鑑の力で過去から来た人。だから元通りに…帰さなきゃいけない」
「……でも、」
「そうしないと、歪みからまた巨悪が入り込むかもしれない…。」
「…………必ず迎えにいく」
「…うん、それじゃあ……バイバイ」







出会いに付き物は別れ



目を開けたら、俺は十二歳の姿に戻っていた。
教会らしき所を抜けると先に人影が


「………終わったぞ」
「…うん、おかえり」
「ああ、ただいま。」








「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -