限りなく不鬼っぽいけど鬼不と言い張る。




最初は触れてそれで終わりだと思っていた。しかし予想外にも不動の舌が油断していた俺の口内に進入してきた。
「ンん、ふ、どう?!」
どんどんと回した腕で不動の背を叩く。
一旦口を離した不動がニヤリと笑いまた唇にむしゃぶりつかれる。さっきより深く侵入してきた不動の舌が俺の上顎を舐める。
「んぅっ」
何とも云えない感触に変な声が漏れる。

「ぅんん、はっ」
不動がゆっくりと唇を離す。そして息が切れ切れの俺の目をジッと見つめる。
「なァ鬼道ちゃん、子供って口の方が感動良いんだってよォ。」
本当にそうか試してみねェ?そう言って不動がまたニヤリと笑った。




100712
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