タイプ




Q1:あなたは好きな人がいますか?

YESQ2へ  NOQ3へ


もちろんYES



Q2:その好きな人は眼鏡をかけていますか?

YESQ5へ  NOQ7へ


変装の時にはかけるけど、基本はかけないからNO!



Q7:その好きな人はサディストですか?

YESQ14へ  NOQ15へ


苛めるの好きだもんなぁ〜…



Q14:その好きな人は攘夷派ですか?

YESQ28へ  NOQ29へ


自分の武士道貫き通している人だね
関係ないけど



Q29:その好きな人は甘党ですか?

YESQ58へ  NOQ59へ


糖分王になれる人ですけd…



「ああっ!!ちょっと勝手に取らないでよっ!」

「こらーいつまでも雑誌と睨めっこしていないで、二人っきりの時は銀さんにかまいなさい!」



私がさっきまで読んでいた雑誌を、銀ちゃんに奪われてしまった。私が何かに集中すると周りが見えないからって、いきなりそういうのはないんじゃないかなー銀ちゃん。銀ちゃんだって、ジャンプ読んでいる時なんか私みたいじゃない。



「いつもジャンプと睨めっこしている人に言われたくないですーぅ。」

「てか、何この雑誌。アリの巣みたいにぶわっとあるんですけど。」

「スルーですか。…え、銀ちゃん知らないの?」



簡単にスルーされたが、銀ちゃんはこれを知らないらしい。説明すると、「ふーん。」と興味なしがないのが丸分かりの態度で雑誌をペラペラ捲っていた。すると、あるページでページを捲る手が止まった。そのページは、タイプ結果だった。



「そこで出た数字と一致する場所が、自分の好きな人のタイプなんだ。」

「ふーん。つーか、これ面倒臭くねぇ?」

「えー、面白いじゃん。」

「まぁ、亜由美専用だったらこんなのこうすれば、ちったぁ見やすくなるんじゃねぇの。」


どっかから持ち出してきたのか、銀ちゃんの右手にはマッキーがあった。そして、その雑誌のタイプ結果表にでかでかと書いたのだ。



「坂田銀時…。」

「おう。だって亜由美のタイプはさ。」



俺しかいないじゃん。




そう自信満々に言われちゃー頷くしかないじゃない。

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