メモログ | ナノ

・合宿所にて秘め事




「うわ、キスだけでここ勃つん」
忍足謙也が楽しそうに笑いながら、既に尖った柳の胸の飾りを、ペロ、と舐めた。
「…っあっ」
「せやなあ」
と賛同するような声が下りてきた。
忍足侑士の、さっきまで唇に触れていたそれが、反対の胸の突起を、ちゅう、ときつく吸い上げる。
「ああ…っ」
柳の身体が揺れる。

「せやけど、ほんまに男でも乳首で感じるんやなあ」
忍足謙也がそこを弾く。
「んあぁっ」
「それはあれや、調教済みやからちゃう?」
「え、やっぱ柳くんってそうなん?」
「…っち、ちがっ」
「そらそやろー。なあ、そうやないと乳首弄られたくらいで、こここんなにしとらんよな?」
「ひ…っあぁあっ…」
下着の中で硬くなったそこを握られ、柳の身体は大袈裟なくらいビクビクと震えた。

「ぐっちょぐちょやし」
「パンツ脱がした方がええんちゃう?」
「せやな」
と忍足侑士が下着を下ろすと、溢れている先走りが、ツ、と糸を引いた。

剥き出しになった淫茎を、忍足侑士はゆっくりと擦る。
「あっ、や、あぁっ」
その間、忍足謙也は乳首を捏ねくり回し、可笑しそうに笑みを漏らす。
「せやけど誰に調教されたん?」
「ひ、あぁっ、ちがっ…っ」
「んー、幸村くんとか真田くんとか?」
「うわ、幸村くんとか鬼畜そうやな」
「ちが…っひぃいっ!されっ、てな…っ」
「乾かも」
「…っんあぁっ、やあっ」
「切原も怪しいなあ」
「悪魔化とかされたらたまらんやろ」
「あっ、いっ、やあっ…!」
「なあ、誰なん?」
「だ…っだれでもな…っ」
「えー、嘘やろ」
違う違うと首を振る柳を無視して、二人は勝手に話を進めていく。

「そうやなかったら、俺らとこんなことしとらんやろ」
「やんなあ」
クツクツと笑い、忍足侑士は擦る手を速めた。
「ひ…っうっ、あぁっ」
睾丸をやわやわと揉まれ、尿道口を親指で痛いほど刺激され、柳は一層高い声を上げる。
「んあっ、やっ、あっあっ」
「ピクピクしてんで。イキそうなん?」
「んっ、いっイく…っもっだめ…っ!」
「ええで、イき」
「柳くんの可愛えイキ顔見してえや」
「や…っそ、んな…っあっ、あっイくっイっちゃ…っんやあぁぁあ…っ!」
身体を大きく痙攣させ、柳は忍足侑士の手の中に白濁を吐き出した。

忍足侑士はそれを見せつけるように、柳の目の前にかざす。
「仰山出たなあ」
はあはあと肩で息をしながら、柳は快感の余韻でぼうっとした顔でそれを見つめていた。
「…っあー、もうたまらん」
と忍足謙也が焦れたような声を上げる。
「な、次は俺らのことも気持ち良くして」
「せやな」
似ていないようで、どこか似ている二つの顔に見つめられ、柳はこくんと頷いた。








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どうしてこんな状況になったんだろう。
湯上がりの柳さんが美人過ぎたとかそんなんかな。そんなんだな。


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