・君の夢の話 「昨日参謀の夢見た」 「ほう」 「参謀の体触りまくって突っ込んで泣かせる夢」 「胸糞悪い夢だな」 「嘘。本当はそんな夢見とらん。全部俺の妄想じゃ」 「更に胸糞悪い」 「悲しいぜよー。夢ん中でさえ参謀はやらしてくれんのじゃもん」 「そもそもなぜ俺がお前とやらなきゃならないんだ」 「参謀のことを好いとうから」 「…」 「その心底胸糞悪いみたいな顔やめて。まじで傷つくから」 「それは良かった」 「…あーあ、妄想の中の参謀は優しくて素直で可愛えのに」 「お前の妄想の中の俺はそんななのか。俺の妄想の中のお前は意地悪で堪え性がなくてその上少々マゾヒストだぞ。ではな」 すたすたすた。 「…え!?ちょ、今のどういう意味じゃ!?待ちんしゃい、柳っ!」 [←] | [→] |