10月31日(月)21時38分 の追記


「俺は決めた」
「いきなり何すか」
「決めたんや」
「何を?」
「聞きたい!?財前聞きたい!?」
「…いや別に」
「よっしゃそこまで言うなら聞かせたろ!俺イメチェンする!」
「イメチェンって…どの辺を?」
「髪型や!」
「なんでですか?謙也さん、今の髪型気に入ってたやないですか」
「まあなあ」
「やのにイメチェンすか」
「単刀直入に言うとな…モテたいんや…」
「あ!なるほど!その金髪が時代遅れのヤンキーみたいでめっちゃダサいのんに今更気づいたんすね!」
「そ、そんな風に思われてたん!?俺の金髪!」
「まあ主に俺の意見ですけど」
「お前俺のことそんな風に思ってたんかい!」
「まあまあ。で、どんな髪型にしはるんですか?」
「外ハネや!」
「なんでまた外ハネ?」
「そらモテるからや!」
「なにそのセオリー、嘘くさ」
「嘘やない!ええか!?テニプリ界のモテキャラはみんな外ハネやねん!」
「えー…例えば?」
「近いとこでいくと白石や」
「確かに、あの人阿呆か言う程モテますね」
「やろ!?」
「んじゃ他には?」
「侑士んとこの部長の跡部や!死ぬ程モテモテやろ!?なんやファンクラブまであるみたいやし」
「…っあー!ほんまやあの人外ハネや!あー!なるほど!やから俺、U-17合宿でよく部長と跡部さん間違えるんや!」
「…それ絶対白石に言ったらあかんで。可哀相やから」
「そですか?で、後は?」
「青学の手塚や」
「…それは微妙ちゃいます?」
「ハネてる!めっちゃ外にハネてる!」
「う〜ん。まあええですけど。そう考えると有名どこの部長って外ハネ多いっすね」
「部長だけやないで!青学は菊丸も外ハネや!そしてあいつもモテる!テニプリ界元祖可愛い系にして元気系や!」
「なるほど」
「そして極めつけはユウジや」
「ユウジさん?確かに外ハネやけど、あの人小春先輩命でしょ」
「せやねん!なんで小春命のあいつが…!小春以外愛さへんあいつが…!あないにチョコ貰っとるんやあー!!!外ハネやからや!それもこれも全部外ハネやからやー!!!ウワアァァァン!」
「…実力の差じゃない?」







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金髪関係なかった。
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