09月14日(水)09時28分 の追記
◎数多の不良たちが巣くう離津迦威中学の屋上にて。
ドカッ!バキッ!ドサッ! 「ウゥ…ク、クッソー!また負けた…!」 「はあ〜またやっとんのかいあのクソチビは」 「幸村くんに敵うわけねえのになあ」 「もう良い加減に諦めたらどうですか?クルクルパーマのクソガキさん」 「うっせー七三眼鏡!俺はお前ら全員絶対倒してやるんだ!ナンバーワンはこの俺だー!ウワーン!」 スタコラサッサー!
「…負け犬が負け犬らしい捨て台詞を吐いていったのぅ」 「幸村くんおつかれー!ガム食う?」 「ガムなんかじゃ今の俺は癒せないよ〜。あ〜蓮二来ないかなあ。蓮二に癒されたいよ〜」 「…呼んだか?」 「や、柳くん…!(ドキンッ!クラアッ!ドサッ!)」 「蓮二!」 「随分と疲れているようだが、どうした?」 「またあのチビスケが来よったんじゃ」 「それでまた喧嘩か」 「あっちが先に吹っかけてきたんだぜぃ?」 「しかし彼はなぜ俺がいない時にばかり来るんだろうな。俺もぜひ会ってみたいと思っているんだが」 「いや〜会わんくても何も問題ないぜよ。ただのチビワカメじゃけ。見てるこっちの髪までクルクルしてきそうじゃ」 「そうだよ。あんなやつに会わなくて良いよ。それより蓮二、俺すっごく疲れてんだよね〜」 「そのようだな」 「癒して欲しいな!出来れば体で!」 「しかし精市、今そんなことをしては余計疲れないか?」 「お〜っと!参謀が昼からエロエロじゃあ〜」 「蓮二まじで!?よし、そんなら今から保健室制圧といこうか!」 ガシッ!スタコラサッサー!
「…ハッ!」 「お、柳生がお目覚めじゃ」 「や、柳くんは…!?」 「柳ならとっくに幸村くんに拉致されてったぜぃ?」 「くそー!また二秒しかもたなかった…!」 「最高で何秒もったんじゃ」 「六秒です」 「…とりあえず鼻血拭けよ」
その頃、腹筋中の赤也。 「クソ!覚えとけよ!あの幸村!………さん!」
--------- この後、赤也が裏庭で出会った黒髪の乙女に一目惚れしたり、それが実は男だったり学校のボスの左腕だったり、柳さんをかけた決闘が始まったりして、最終回二回前くらいには急に全員物分かりがよくなって最後は大団円でしょう。
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