「隼人」

「ん?どうした」

「女の子の日なんだ、辛い」

「生理?」

「その単語出さなかったんだから察してよ」


朝起きてさっそく重い生理痛でダウンしている私は隼人に痛みを訴える。この怠さと痛みはいつまで経っても慣れない。


「俺が止めてやろうか?」

「なにを?」

「その痛み、十ヶ月止めてやろうか?」

「・・・は?」


それってつまりそういうことだよね?暫く固まってしまっている私に、隼人は笑って「冗談だよ」なんて言いながら頭を撫でてくる。


「ほら、暖めてやるよ」

「・・・ん」


おいでと言われて素直に隼人の胸に飛び込む。前に暖めれば少しは楽になるって言っていたのを覚えてくれていたんだろう。普段はふざけてるけど、こうことしてくれるところ、本当に好き。


「終わったら本当に十ヶ月止める?」

「あと二年くらいしたらね」



end

新開くんの場合
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