「タオルと、猫用シャンプーと・・・」


お風呂にお湯を溜めて・・・よし。


「ぱちー?一緒にお風呂入ろう」

「っ!?」


お風呂、と言っただけでぱちは大袈裟に反応して固まってしまった。お風呂が何か分かってるのかな。頭良さそうだもんなあ、ぱち。


「ほら、お風呂入るよ」

「にゃあぁあ」

「抵抗しないの!」


そんなにお風呂が嫌なのか、抱き上げても必死に抵抗するぱち。


「っ痛!」

「っ!!」


少しだけぱちの爪が私の肌に食い込んで、血が出る。その瞬間、ぱちは一気に大人しくなって心配そうに私をみた。


「大丈夫だよ。・・・でもお風呂は入ろうね」


ぱちを脱衣所にいれると、私は先にお風呂に入って髪と身体を洗う。その間ぱちはずっとそっぽを向いて固まっていた。


ガラッ


「ぱち、お風呂だよー」


ぱちを抱き上げると、身体が緊張で固まっていた。シャワーをかけて、身体を洗って一緒に湯船に入った。


「暖かいでしょ?」

「にゃ・・・」


昔はよく猫と一緒に入ってたなぁ、実家の猫はお風呂が大好きだから。


「まあ、ぱちは嫌いみたいだし早く上がろうか!」


お風呂から上がったらアイスでも食べて電話を待とう。・・・あ、尽八からメールの返事きてるかな?





お風呂にいれてみた
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