※R-15
「せんせー・・・いない」
授業が始まって10分程しか経過していないが、昨日彼氏と珍しく電話をして夜更かしをしてしまった為に寝不足の私は保健室に来た。いつもながらに保健室の先生は不在。勝手に寝てしまおうと、保健室の電気を消してカーテンを開けてベッドにダイブした。
「・・・すぐ寝れる」
「なにサボってンのなまえチャン」
「っ!!・・・先輩」
いつから居たのか隣のベッドには私の彼氏がいて、カーテンを開けて此方を覗いていた。サボリって・・・自分もじゃん。
「サボリじゃないです、眠かったんです」
「サボリって言うンじゃねーの、それェ」
「そんな事言ったら、先輩だってサボリじゃないですか」
起き上がってベッドに座れば、寝転がっていた先輩もベッドに座った。
「つーかよォ、何で先輩呼びなンだヨ?いつもみたいに呼ばねーの?」
「学校だし・・・」
「二人なんだから関係ねーだろ」
「分かったよ・・・靖友」
私が名前を呼べば、先輩・・・靖友は嬉しそうに笑った後に自分が座っていたベッドを離れて私が座っているベットの前にきて、私の隣に座った。
「本当可愛いネェ」
「ばかにしてるでしょ」
「してねーヨ」
優しく私の頭を撫でながら、少しずつ距離を縮める靖友。何をされるか理解して受け入れる為に瞳を閉じれば、すぐに優しくキスされた。
「・・・っん」
それだけだと油断していたら、優しく撫でていた手が後頭部を掴んで私の唇を割って靖友の舌が入ってくる。
「ふぁ・・・まっ、て」
「待たねーヨ」
舌を絡め吸われたり、舌の裏筋を優しく舐められたりと散々遊ばれたあとに、やっと解放された。
「っはぁ、はぁ・・・」
「・・・あー・・・ヤバイ」
そう言うと靖友はベッドから離れて扉に向かって行ってしまう。出て行くのかと思ったが、ガチャッと音がして鍵を掛けたのが分かった。
「わっ、ちょ・・・なに?!」
ベッドに戻ってきたかと思えば、いきなり思い切り押し倒された。驚いて靖友を見れば、あの時の顔だとすぐに分かった。
「エロい顔するなまえチャンが悪いよネェ」
「靖友がいきなり、あっ、ちょっとダメだって・・・」
「無理」
結局そのあと、授業終了の鐘が鳴るまで散々好き勝手にされました。断りきれない私も私なんだけどね。
to be continude
ベッドの下に散らばった靴
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