「君が隣の席の苗字さんか!よろしくな!」
「うん、よろしくね」

入学式後、クラスに集まった生徒達は早速くじ引きで席を決めた。私の隣は学年一の美形とも言えるであろうくらいに既に噂になっている東堂尽八くん。近くでみても、本当に綺麗な顔をしている。

「東堂尽八だ」
「苗字名前だよ」
「・・・うむ、苗字さんは俺と同じで綺麗だな!この箱学一の美形、東堂尽八に釣りあえるなんてな、素晴らしいぞ苗字さん。隣の席になったのは運命だったのかもしれないな!ワッハッハ!」
「・・・え?」
「ん?どうかしたのか?・・・はっ、まさか俺に見惚れて・・・それは仕方ないな。これから毎日この美形が見れるなんて苗字さんも罪な」
「東堂くんって、キモいね」
「・・・えっ」

それが彼と私の出会いだった。






「っておい、これだけか!?」
「仕方ないよ、覚えてるのこれくらいだもん」
「にしても短か過ぎるだろ!!」



end

東堂くんとの出会い
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