「あーコラ、新開くんダメだよ幼稚園にお菓子持って来ちゃ」

「おあはふふはあ(おなかすくから)」

「他の子が欲しがっちゃうからだーめ」


名前@が新開くんからお菓子を取り上げると少しだけ悲しそうな顔をしたあとにまたポケットから飴をとりだして食べはじめた。この子は何度注意しても食べ物持って来るんだろうな。・・・見て見ぬ振りしておこう。


「名前Aせんせーみてや!おりがみおったんやで!」

「凄いね、上手」


鳴子くんと小野田くんが先程折ったのだろう折り紙を持って私のところへやってきた。手に持っているのは今流行りのジ○ニャンの折り紙(ボロボロ)


「ありゃきたせんせーにおしえてもらったんです!」

「荒北先生に?良かったね」


小野田くんの喋り、天使か。実は私が荒北にジ○ニャンの折り方を教えたなんて言えない。


「そろそろ外で遊ぶヨー」


荒北の言葉を聞いて、わいわいと出て行く園児達。


「せんせーみて!きれー!」

「桜もそろそろ散っちゃうね」


外には桜の木が咲いていて、四月の終わりということで散りはじめていた。全開している桜も綺麗だけど、散っている桜も綺麗。


「ありゃきたせんせー、砂遊びしたいです」

「小野田チャン何作りたいのォ?」

「おやま!」


小野田くんは荒北とお山作りをするらしい。


「どやすかし!わいのほうがはやいで!」

「おれだってはやい!」


鳴子くんと今泉くんは二人で三輪車で競争している。


「ちょ、真波くん危ないからそれはやめてまだ早いっ!!」

「おれ、いきてりゅ!!」


真波くんは一人で逆上がりをして遊んでいるのを名前@に止められている。


「あぶぅ!!!」


泉田くんは・・・園児にも関わらず筋トレ。


「おれはつよい!」

「ばきゅーん!」


福富くんと新開くんは・・・ちょっと何してるのか分からない。


「巻ちゃん!巻ちゃんもたまには遊んだらどうだ?外は楽しいぞ?」

「ショ・・・」


巻島くんはなかなか外に出ないからと東堂に連れられていた。




to be continude

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