ヒAと東堂がギクシャクしてる・・・ヒCちゃんと御堂筋も・・・どうしよう、空気が重いよ。気まずい空気の中でご飯を食べ終えて、急いで部屋に戻った。
「巻ちゃん!!走りに行かないか!?」
トイレに行く為に部屋から出たときに、ちょうどリビングで巻ちゃんと東堂が話していた。
「うるせーッショ!!オレはもう寝るんだよ」
「少しだけだ!!!・・・頼むよ巻ちゃん」
「・・・ハァ、ちょっと待ってろ」
うおおおおお!!東巻だァァァァァ!!!夜のお誘いかな!?気になったけど、巻ちゃんは部屋に戻って着替えるみたいだったからそのままトイレに直行した。トイレから出たときにはもう二人ともいなかった。
「うー・・・ねむいぃ」
大学の為に早起き。いつもは寝坊したりするけど、今日早起きできた。顔を洗う為に下に降りる。
「む、達木さん今日は早いのだな」
「!お、おはよ・・・ぅ・・・」
「ワッハッハ!おはよう!」
朝から東堂に会ってしまった。耳がキーンてするくらいに大きい声。ていうか昨日のヒAとの喧嘩?見ちゃったから気まずいよ・・・
「・・・えっと、き、昨日・・・大丈夫だった!?」
「昨日?・・・ああ、すまんね。あんなところを見せてしまって」
「ヒAを・・・あんな風に怒ったのはヒ@以来だよっ」
「・・・達木さん達は怒らないのか?」
「理由が理由だから・・・」
「・・・何か、深い理由があるのか・・・おっと、オレはそろそろ家を出るよ」
「い、いってらっしゃい」
東堂は仕事に行く為に家を出て行った。ヒA、何してるかな。
「おはようヒB」
「ヒCちゃん!おはよー!」
ヒCちゃんが階段を降りてきた。そういえば、ヒCちゃんも御堂筋とまだ・・・
「今日、ヒB当番だよね?ヒ@が今日はご飯いらないって。多分ヒAもいらないと思うよー」
「わかったー!」
「ご飯作るのがんばってね!!」
「がんばるよっ!!」
巻ちゃんとは、前に一緒に料理した時に話せるようになったから大丈夫なはず!
「今日なにつくる?」
「あー・・・パスタが食いてぇ」
「じゃあパスタとサラダだけでいっか!」
ヒBも巻ちゃんも、料理は苦手だから献立を考えるとか栄養を考えるとかそういう事が出来ない。だから、いつもスーパーに行って、スーパーで考えてる。
「カルボナーラなんて久々に食うッショ」
「ヒBも!でも作ったこと無い・・・」
「クッハ、オレも無ェよ。そういう時のコレだろ?」
巻ちゃんはアイパッドを出してクッ○パッドを開いた。先週もクックパッド様に救われている。
「そういやァ、アイツ昨日相当悩んでたみたいッショ」
「アイツ?東堂?」
「あァ。あいつはああいうの気にするタイプだからナ」
気にしてたのか。ヒAも帰ってこないみたいだし、早く仲直りしてほしいんだけどな。
「アイツらはどうなってんだ?」
「ヒCちゃん達?・・・うーん・・・」
この間のご飯の当番のときは、結局ヒCちゃんも御堂筋も急用が入っちゃって出来なかったんだよね。それで代わりにヒ@達がやって・・・明日は二人とも当番だから話す機会あると思うんだけどなぁ
「時間が解決してくれるよ、巻ちゃん」
「・・・そうだナ」
どのくらいの時間がかかるかわからないけど、きっとあの四人ならなんとかなる気がする。
「ああああ!!焦げてる!!焦げてるよ巻ちゃん!!!」
「ショォオオオッ!?!?」
巻ちゃんが焼いていたベーコンが焦げた。そういえば、先週はヒBが焦がしたなぁ。
「あっと、その、巻ちゃ、じゃなくて!!巻島さんは・・・」
「あのよォ・・・無理に巻島さんとか言わなくていいッショ」
「えっ、あ、じゃあ・・・巻、ちゃん」
「クッハ、それでいいならそう呼べばいいッショ・・・つーか、焦げてんぞ」
「あああああっ!!!」 なんかちょっと懐かしい気がするなぁ
全然時間経ってないけど、あんなに喋れなかったのに今じゃ巻ちゃんには普通にお話しできる。
嬉しいなぁ
これからもっともっと仲良くなれたらいいな!
to be continude
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