2020/08/10(Mon)


もう自身はプレー出来なくて、マネージャーという立場でしか携われなかったはずなのに、卒業後学生監督を任されてるのは相当野球が好きで、それでいて明るく、グラウンドで野球出来なくてもずっとチームの中心にいるような子だったのかなって

誠くんを主将にしたのも滝井さんの性格が関係してそう。
しっかりした人に任せるよりも、ムードメーカー的な自分と似たタイプの明るい子にやってもらって、選手との距離の近い、ちゃんとしたところはちゃんとしつつも和気藹々としたチームにしたかったのかも。
田島欲しかったな、一年の中心やってもらいたかったって言ってたのもこのあたりが関係してそう。
多分田島くん美丞行ってたら周りにどんなにしっかりしてる子がいたとしても、三年生でキャプテンやってたと思うんです。

矢野くんが副主将っていうのはもう前提だとして、もし美丞がメンバーそっくりそのまま桐青とか他の学校の野球部だったら作中に出てくる多くの監督が矢野くんを主将に選ぶと思うんだ。
そのくらい滝井さんと他の監督が主将に求めてることって違ってそう。
他の監督は実力No.1を必ずしも主将にしてないけど、滝井さんはそこも重視してるんだろうな。誠くんが多分美丞一の実力者だろうし
多くの監督が主将にチームをまとめることを求めてるとしたら、滝井さんはチームの顔というか主軸になることを求めてるのかなって。

滝井さんが光だとすると、呂佳さんはまごうことなき闇だと思うんですけど、光がなければ闇が生まれないように、滝井さんの近くにいなかったら呂佳さんのトラウマや暗い部分がこんなに表面に出てくることはなかったのかな
コーチに誘わなければ、野球から離れていたんだろうし、こんな形で誰かを傷つけることもなかっただろうから。

呂佳さんも滝井さんもお互いのこと間違いなく大切に思ってるのに、多分本当の意味では一生理解し合えないんだろうな。

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