Q.ウオオオオ! すごい母性がみなぎってくる! ご先祖様! これはいったい!?

A.知らん……何それ……怖……。


DNAのイマジナリーご先祖様からマジレスされた気がする。はいはい茶番茶番。

水木さんとゲゲ郎さんを地下室からお見送りして、一人になった途端に力が抜ける。

昨晩は最高の羞恥と自己嫌悪に陥った夜だった。

『ころせ……俺をころせ……』とかいう物騒極まりない寝言を垂れ流している成人男性がまあ可愛くて。添い寝からのおっぱい枕でねんねころりよおころりよ。本能のままあやして寝かしつけられているところをゲゲ郎さんに見られてしまった。死ぬかと思った。

お布団で魘される人間を見て『ぐずってる赤ん坊だ!』と秒で反応する習性。ポンポンをポンポンあやしちゃうのも無意識なのよね……。


『あんなペド妖怪と一緒にしないでくれる?』


逆ギレしたくもなるでしょう。図星だったんだから。

なんというか、前世なんて記憶があるせいで本能と理性が捻じ曲がって変な方向に行っちゃうというかぁ。子供相手に矛先が向かないように気を張っていたら自動的に成人男性に赤ちゃんプレイを仕掛けちゃう体になった。むり。死にそう。

だがしかし、おばけは死なないのである。

人間の寿命とは比べるまでもなく長い命の中で、生きれば生きるほど妙な生きづらさを自覚してしまう。

女しかいない種族。異種婚類譚ばっちこい。むしろ自分で生んだ方が早いんでは、と各方面から提案されること幾星霜。うるせえええ知らねえええふぁいなるほにゃほにゃした末にもう一個の習性の方でどうにか頑張ろうと足掻いてみた。その結果が子供が間引かれやすい田舎村行脚だった。

可哀想な子供ならちょっと優しくすればコロッと騙されるだろうし、実際優しく育てるつもりだし。大人の顔色を伺うことに慣れているならこっちもストレス少ないだろうなーって。まあこんな村まで探しに来るくらいにはお眼鏡に会う子供が見つからなかったワケで。

このありあまる母性をどこにぶつけろっての。

もう水木様に誤爆させるの嫌じゃ嫌じゃ。無意識に魚の小骨とってあげた分際で駄々をこねてみる。だってだってメンタルやられて苦しんでるのは可愛いけど、単純に痛いのは見てる方もいたたたたっ!てなるじゃん? 私は至ってノーマルよ。

誰でも良かった、なんて惰性で旅してたわりに誰でも良くなかった本心があって。一年くらい休んでもいいかなぁと、こんなところを止まり木にしてしまった。もっと場所を選ぶべきだったよねぇ。


「遅かったですね。てっきり忘れられていたのかと」
「優先事項の問題ですよ。こちらも言葉遊びに付き合うほど暇じゃなくて」
「じゃあ今は暇なのね? 嬉しい。暇を見つけて会いに来てくれて」
「嫌ですね。仕事じゃなければ顔も見たくない」


アイスクリームとかいう久々の甘味に釣られてウキウキワクワクお札をペリペリしていたのに。水木さんもゲゲ郎さんも帰ってこないまま空は逢魔が時。倉の戸を開けたのは化け物ではなく糸目のゴーストバスターだった。

挨拶もそこそこに屈強な部下の皆さんがなだれ込んで来て、だあらり寝そべる私の体を担ぐ。思いっきり肩がみぞおちに入ってゲロ吐くところだった。いっそ吐いてしまおうかしらん?


「まだ安心していただいて結構ですよ。あなたの出番はしばらく後回しになりそうです。本命が自らやって来てくれたのでね」
「それは重畳。今夜はベッドでゆっくり眠れそうね」
「ええ、寝返りで落ちる心配もない特別製です」


ベルトかなんかで固定されるヤツかな。精神病棟みたいな。

本命っていうと、真っ先に浮かぶのはゲゲ郎さんのこと。何の妖怪かは分からなかったけれど、奥さんを探しに来たってことで何となく察する。じゃあ数年前に捕らえた最後の個体ってソレか。へえ、いいじゃんいいじゃん。すごく見たいな感動の再会。

それに、きっとこれから連れて行かれるところは沙代さんが入れないところで、私の探し物が見つかる可能性も高い。あれ、最初から捕まっとけば良かったのでは?

もう、おじいちゃんが恋人ごっこに勤しむから。


「ずいぶん大人しいですね。畜生とは思えない潔さだ。なにか良いことでもありました?」
「あなたはよくしゃべるね」
「ふむ。長年の悩みが綺麗さっぱり消えるから、ですかね? 材料の確保は最大の、」
「龍賀時貞が死んだから?」


糸目顔から笑顔が消えた。それでも笑って見えるから糸目って便利よね。


「私がおじいちゃんにイタズラしてたの、ずーーっと見逃していたでしょ?」


おじいちゃんは自分のことを天才呪術師だか妖術師だか自画自賛していたけれど、あんな子供だましの杜撰な身代わりに一年も騙されてたもの。きっと幽霊族か、それに似た妖怪には造形が深いんでしょうね。ほんの一部のディープな知識で、私にはまったく身に覚えのない知識だった。

でもこのゴーストバスターさんたちは本物中の本物。広く深くのスペシャリストでしょう?


「前当主様は、少々精力旺盛でしたからね。高齢の身であまり無理をするのはいただけないと判断したまでですよ。差し出がましくもね」
「へえ、あなた忠誠心の塊のような人だったのね。私ったら誤解していました」
「誤解、ですか?」
「私情────意趣返し」


薄っすらと開いた糸目の下。冷たい黒目がジロジロと。ああ、やっぱり分かりやすいひと。

もおおお、本当にやめてほしい。


「だって奥さんを孕ませた男ですもの。そりゃぁ憎いわよ」
「……ふ、何を言うかと思えば。時弥は私の子ですよ」
「あ、大事なところで噛んじゃった。水も何も差し入れられなかったからかしらねぇ。訂正訂正」


無駄にいじめたくなっちゃうじゃない?



「奥孕ませた男ですものねぇぇぇ??」



ゴリッと。

顔面に拳がめり込んだ。


「畜生の分際で奥様を侮辱するな」


鼻が変な方向に曲がった気がする。口の中いっぱいに血の味が広がって、ヨダレと混じって気持ちが悪い。

あんなの、見る人が見れば誰の子なんだか察しが付くだろうに。事実を差し出しただけでどうしてこうも怒るのかしら。まぁ、私は怒らせたくて囀ったけれど。


「畜生の言葉が分かるのは畜生だけよ。やだ自己紹介?」
「今すぐ舌切り雀にしてやってもいいんだぞ」
「意地悪ばあさんだわ。こわいこわい」
「……おい、少し痛めつけろ」
「はっ」


わーい。暴行だ暴行だ。

肩から降ろされたと思えば地面に這いつくばらされて、思いっきりみぞおちを蹴って来る。サッカーしようぜお前ボールな状態。蹴られるほどに内臓がぐじゅぐじゅたわんで、いろんなものが逆流してくる感覚。うぇッ気持ち悪い。

自慢の白肌に青あざができて、ところどころから血が流れ始めた。そろそろいい頃では、と思ったその時。


「お、おとうさま! やめてっ!」


悍ましいモノがこっちに近付いてきた。


「時弥、なぜここにいる。寝ていなければダメだろう」
「お屋敷の二階から見えたの。おねえさんにひどいことしないでっ。せっかく綺麗な女なのに、肌に傷がのこっちゃう!」


教育に悪いからと、皆さんが“お妾さん”に近寄らせなかったお坊ちゃん。病弱で素直で思慮深い良い子の時弥様。今まで私に怯えて近寄ってこなかった子供が、周りが止めるのも聞かずに私に近寄って来る。

ああ、あ、うわぁ。


「だいじょぉぶ、おねえさ、」
「ぺッ」
「え」


口の中に溜まっていた、血交じりの唾を思いっきり吐いた。

ゲロより先に唾吐いちゃったぜ。

ザンネンなことに、それは糸目野郎の袖によって防がれてしまったけれど。



「寄んじゃねぇよクソガキ」



この後めちゃくちゃ殴られた。









ところ変わって地下の採血室。



「おなごにひどいことをするもんじゃ」
「あなたもボロボロじゃないの」


キャスター付きのベッドに縛り付けられた状態でゲゲ郎さんとご対面。やだオソロっち。奥さんに嫉妬されなきゃいいけど。

もうとっぷり日が落ちたというのに、ここには人がたくさんいて、みんな思い思いのうめき声で素敵にハモッてらっしゃる。あったまってるかいフロア。


「化け物同士の馴れ合いは終わり? そろそろ準備を始めてもいいかしら」


ここで何を言ってもまた殴られるので、普通に無視ってみる。私の言葉なんか期待していなかったのか、皆さんでゲゲ郎さんの周りを取り囲んでしまった。

私は化け物とはいえ、腕力も何も人間の女と変わらない雑魚なので、付けられているお札は両足のソレだけ。新しく張り替えられることなく付けっぱなしで。

今は、私の傷から滲んだ血がゆっくりと染み込んでいる。


「手足は要らないわ。切り落として」


急にR18Gが始まるのね??

さっきまで気が付かなかったけど、この札の文字から糸目の気っぽいものがあふれ出てたので、もしかして血文字じゃないかと検討を付け、私の血で徐々に徐々に麻痺させていけばどうにかなりそう、とぶっつけ本番で試してる途中なんですのよ?

痛いのは見てる方もいたたたたっ!なるってゆったじゃん!!

助けるべき? この状況でどうやって? えーん悩むぅ。


「動くな!!」


とかやっているうちに、水木さんが散弾銃ぶっ放すわ沙代さんが人質になるわ古き良き火サスの犯人の自供始めるわ骨のお化け解放して阿鼻叫喚になるわ。

一連の殺人事件の犯人、沙代さんだったんだ。ナンダッテー!

可愛い可愛い、可哀想なお嬢ちゃんだと思っていた。箱入りで、繊細で、世間知らずで、家族の被害者で、御しやすい子供だって。怯えるのも、時々太陽でも見上げるように目を細めるのも、因習村に閉じこもる生活の中では一種の娯楽になっていた。

人助けと妥協で連れて行こうと考えていた子供だったのに。



「お前、ぜんぜん可哀想じゃないね」



反抗期で人殺すヤツが可哀想であって堪るか。

札はすでに真っ赤に染まっていた。久しぶりに使った両足は筋肉が動かしづらくて、ほとんどコケるように屍の間をすり抜けて、この期に及んでまだ純愛ごっこしてる男女を鼻で笑う余裕もなく。

水木さんの首を絞める沙代さんに抱き着いた。

ああ、申し訳程度に血を拭っておいて良かったと思う。沙代さんの手に血が付かなくて本当に良かった。この手にはまだ白くあってほしい。同じ人殺しとはいえ、妖怪を使って殺すのと自らの手で殺すのは違うもの。主に私の気分が。

札を剥がしたおかげでモリモリ塞がっていく傷。鼻も綺麗に治って、さて、これから本格的に羽衣探しに行きますか。

とか油断していると背後から刺されるのよね。



「お母さん!!」



うわ、ここでそれを言う?

ほんと、知れば知るほどズルい女。

内側からせり上がって来た血が口から飛び出す。糸目あんにゃろうはまた札効果で威力底上げした武器で私を苦しめたいらしい。いや治り遅っ。

あーーやばーーい。しくじったかも。しくじりお母さん。血が喉に詰まってふがふがしてる。沙代さんはなんだか私に覆いかぶさって泣いてるし。え、そこグリグリするぅ? あなたのお母さん瀕死の重傷で大ピンチなんですけど。


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい。裏切って、信じられなくて、あなたを置いていこうとして! ずっと返事から逃げてごめんなさい。イヤ、イヤです。後生ですから、沙代を置いていかないで……っ!」


たすけてゲゲえもーん。

アイコンタクトをしたくても体が動かない。そうこうしているうちに水木さんとゲゲ郎さんはどっかに行っちゃうし。そっちって何があるの。私の羽衣? 頼みますよホント。

泣きつかれて気絶してしまった沙代さんと、もう息をしていない皆さんに囲まれて、意識が朦朧とし始めた。えっ、死?? マジで言ってる??

赤ん坊の頃に捨てられて、ママに拾われて。せっかく長生きできると思ったのになぁ。



「名前さん。アンタの大事なもん、返すぜ」



神様仏様水木様ぁ!!!!!!

すきすきだいすきあいしてる!! ちゅっ!!

一年ぶりに見る私の羽衣。ママのママから受け継いで形見分けされた超超超お宝が、私の体を覆うようにかけられた。




***




「これが、羽衣……?」


狂骨の封印を解いてしまった尻拭いをすると言って、ゲゲ郎は俺に奥さんとちゃんちゃんこを託してきた。

こんなクソ野郎ために死ぬ必要はないと説得したが、アイツの意志は固かった。時貞のためではなく、狂骨の呪いの餌食になるだろう無辜の人間のために戦うと。せっかく会えた身重の奥さんを俺に任せて。

その最後に、時弥くんの体を乗っ取った時貞が尻に敷いていたソレを俺に預けてきた。

これこそが、名前さんが必死に探していた親の形見だと。



「羽衣…………羽衣うい、か」



緑、青、黒、…………赤。

光の角度によって玉虫のように色を変える、金色の光沢を帯びた羽。それらが寄り集まって長羽織の形をしている。特にその赤色がどこかで見たような気がして仕方ない。

鳥居の道を逆走して戻ってきた採血室。空のベッドの群れと悍ましい死体。

沙代さんを庇う形で長田の槍に串刺しにされた名前さん。

美しい人が血濡れて事切れる様も、俺が傷付けた女の子が泣き腫らして倒れているのも。外では狂骨が暴れ回っているというのに、ここだけは悲しいほどに静かだった。

戦場で見た死に様とあまりにも違いすぎて、やるせない。

アイスクリームを買ってきてやると言った。あの約束も果たせなかったな。

両腕には相棒の奥さんがいる。沙代さんを起こしたとして女一人を運べるとは思えない。名前さんは、ここに置いていく他ないんだ。

せめて安らかに。形見と共に眠ってくれ。

覆い被さる沙代さんをどうにか退け、真っ赤な上半身を隠すように羽衣をかけてやる。ついでに口から垂れる血を拭ってやろうと手を伸ばす。

乾いて色を失った唇は、それでもふっくらと柔らかそうで。手拭いをそっと添えた、────?

ぎゅるん。


「ッ!?」


見開いて虚空を拝んでいた黒目が、唐突に俺を凝視した。

思わず引っ込めた手に羽根がかすった。長羽織に似た羽衣が、生きたムカデのように女の冷たい体をぐるりと這い、巻きつき、ぶわりと膨張する。どこからともなく吹き付ける風が竜巻のように名前さんを取り巻き、目を開けていられなくなって蹲る。


そうしてまた目を開けた先にいたのは、大きな鳥だった。


羽衣と同じ、緑と青と黒と赤が金色に輝く羽毛。見上げるほどに大きな体と高い位置にある頭には、鳥の頭ではなく美しい女の顔がついていた。金色の目をした、死人のような顔をした名前さんが。

「なっ、なッ、ばけ、」俺が言い終わるより早く巨大な翼が左右に広げられる。人一人なんか簡単に隠せてしまうほど大きくて、普通の部屋よりずいぶん高い天井でも収まり切らず、巨体がミシミシと天井を突き破った。

落ちてくるパイプや機材は大きな翼が払ってくれた。だが、コイツは、


「名前さん、なのか?」


鳥は、名前さんは答えない。

ただ穴が空いた天井を見上げて大きく翼を羽ばたかせる。馬鹿みたいな巨体がゆっくりと浮いて、飛び立ってしまうと思った。

その矢先、鋭い鉤爪が付いた両足が、沙代さんと、奥さんを抱えた俺に向かって伸ばされた。

まさか、嘘だろ!?


「待っ、うぉ!!」


むんずと掴まれたそばから鳥が飛び上がった。

とんでもない強風と触れれば切れる爪に掴まれた恐怖。真っ直ぐ上昇した後はゆっくり落ちるように滑空を始めて、周りを見る余裕ができた。

山奥の村に広がる悲鳴と青い火の手。コイツに離されたら確実に死ぬ高度。命綱も何もあったもんじゃない。しかも俺以外は気絶してる。この恐怖を誰とも共有できない理不尽。

声もなく悲鳴を上げ続ける俺の、遥か上にある顔が赤ん坊みたいな鳴き声を上げた。

鳴き声というか、…………歌?

名前さんの顔で、きゃらきゃら笑いながら夜空を飛んでいる。というか、アンタ……!!




「お あ け わ し あ ぁ あ い ぃ ぃ」




アンタも妖怪かよッ!!!!











最近変な夢を見る。

人魂みたいな青い光が浮かぶ地獄で、人面鳥に突き回される夢だ。

記憶喪失で山中から発見された件といい、銀行で妙に腫れ物扱いを受けてる現状といい、包帯だらけの化け物に名前を叫ばれて追い回された件といい。今年の俺はついていない。厄年ってヤツだろうか。

しかも墓場から這い出してきた気味が悪いガキまで拾っちまった。頭がどうにかなっちまいそうだ。

人の伝手を頼って何とか乳を分けてもらっているが、何度も頼めるような相手を探すのは難しい。お袋も赤ん坊の世話なんて久しぶりで疲れが見える。というか嫁ももらわずガキ拾ってきた俺に呆れて物も言えないようだった。なんだかんだで鬼太郎を可愛がってるのは不幸中の幸いか。

せめて、子守でも雇うべきかねぇ。



「もし、もし、こちら水木様のお宅でしょうか」



こんな夜分にどこの非常識だ。

銀行から帰ってきて着替えるところだったが、ぐずる鬼太郎を寝かせるのに手間取っちまった。すわ近所迷惑の文句でも言いに来たかと身構えれば、うちに用がある客らしい。

何の用かとつっけんどんに尋ねようとした口は、戸を開け切った瞬間と同じ形で固まった。


とんでもない美人が立っていた。


夕日のような赤い髪を短く切って、豊満な体に緑色のワンピィスを纏った女。年の頃は俺より一回りほど若い。濃い化粧が良く似合う派手な顔立ちで、目が醒めるような赤い唇が闊達な笑みを作った。




「先日助けていただいた鶴です。恩返しに参りました」



「…………物乞いなら帰ってくれ」
「ジョーク! 冗談ですよぅ! 閉めないでぇ!!」



とぼけた態度の変な子守女・名前さんは、こうしてうちに押しかけて来た。











「うおおおお鬼太郎を連れて逃げろ水木!! 姑獲鳥うぶめの子にされてしまうぞ!!」
「だから姑獲鳥じゃないっつってんでしょー? ていうか女の子しか攫わないわ」
「ぎゃあ破廉恥!! わしを摘むでないわ!!」
「裸でいる方が破廉恥ですぅ。この破廉恥目玉め」
「クッ!!」
「クッコロ目玉は新しすぎるからやめて??」
「なに言っとるんじゃおぬし」
「マジレスやめーや」





映画見て2週間で書き切った突貫小説でした。答え合わせを兼ねた後日談はおいおいねー。

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