追記

「セイ、バー……あら? ……まあ、いいでしょう。マスターの召喚に応じで参上いたしました、わたくしがセイバーですわ」←投げやり。

セイバー
真名 トラファルガー・ロー
出典 ワンピース(冒険譚として存在するif世界)
属性 中立・中庸
性別 女性

と表向きにはなっているが実際は、

アヴェンジャー
真名 ドンキホーテ・ドゥルシネーア
出典 ワンピース
属性 混沌・悪
隠し属性 人
性別 女性
弱点 海

不老手術を受けた不老不死の化け物。ドンキホーテ・ドフラミンゴの叔母であることはあまり知られていないが、家族を殺された復讐として無辜の人々もろともン千人の島民を大量虐殺したことで有名。後の奴隷解放や世界政府の膿の除去に一役買ったことからギリギリ反英雄の扱いが強い。しかし英霊になれるほどの信仰はなかったので本当は召喚できないはずだった。それが後世で翻訳や伝聞が正誤ごっちゃになり、不老手術を受けた側説から不老手術を施した側説が登場したことで同じ時代に生きたオペオペの実の能力者であるトラファルガー・ローと同一視する者も出て来る。結果トラファルガー・ローの逸話とドゥルシネーア自身の逸話が入り混じり、黒いコートを着て大太刀鬼哭を持ったローのコスプレおばさんが誕生。ひどい事故だ。その影響か召喚直後に「セイバー、トラファルガー・ロー」と無意識に名乗ってしまう真名詐称事故が高確率で起こる。アヴェンジャークラスなので滅多に召喚されない、故に間違いを訂正する機会がない。SBSの女verローも勘違いに一役買ってる説。本物のローさんがかわいそう。

加えて『トラファルガー・ローが愛した女』とかいう間違った文献を信用した魔術師がドゥルシネーア関係の触媒を使ってローさんを呼び出そうとしたことも稀にあったり。自分の物に引き寄せられて本人がやってきたのにローさんと間違われるドゥルシネーア。ローさんがかわいそう。

ちなみに死んだ自覚はあるがどうやって死んだのかは覚えていない。精神的に死んだだけでもしかしたら体はまだどこかで生きているのかもしれない、と本人は考えている。

アヴェンジャークラスで召喚されるのは実年齢30〜40歳くらいでちょっとお嬢様感と物騒さが増してる。稀にバーサーカークラスで召喚された時は実年齢70〜90歳くらい。普段着のブラウスとロングスカート姿でおっとり穏やか。その場合fgoなら再臨すると竜の角と翼としっぽが生える。飛べない。ちなみにアヴェンジャーでも狂化E補正入ってます。

筋力 C(ワンピ世界の一般人程度)
耐久 EX(不老不死なので)
敏捷 C(やっぱり一般人)
魔力 A(不老不死と復讐者の合わせ技自己回復)
幸運 C(不幸中の幸いが多い。かわいそう)
宝具 D(借り物宝具なので十全に使えない)

対人宝具、見たことのあるローさんの技をすごくぎこちなくやる。一応ROOMとかシャンブルズとかできるけどやり方が初めて補助輪外して自転車こぐ幼児。実戦経験積んで慣れるまで長い。それよりは威圧スキル(権力者特攻)とかクリティカル補助(黄金律的な)とか気配察知(見聞色)とか治療魔術(ローからの借りスキル)とかの方が得意なfgoで言うところのバフ要員。スキルだけならジャックちゃんみたい。

攻撃系の宝具は持っていない。もっというと本人の不老不死の体自体が本当の宝具。マスターが死なない限り霊基が座に帰ることはないし、魔力も不老不死の影響で一定時間で元に戻るのでマスターの魔力がほとんどいらない。自己完結型鯖。ただしローの霊基とごっちゃになってるせいか回復がいつもより遅い。それでも不老不死。聖杯戦争に参加していたらマスターを安全地帯に隠してから囮になるのが一番の必勝法。殺されまくって生き返りまくる。こんな鯖は嫌だ。


・鯖化ドゥルシネーアinアポ
ルーラー2基とか偏り酷いやろという聖杯さんの微調整により召喚されやすくなった復讐者クラスのイレギュラー的な何か。(適当)

→黒ルート
ジークフリート退場後、ヤケを起こしたゴルドさんが酔った勢いで召喚してしまった。ゴルドさんの「一族の復興のために」が「家族のために」と誤変換されてドゥルシネーアが応えてしまった事故。ゴルドさんのだらしない肥満体やホムンクルスへの態度で天竜人のことを思い出してしまい、内心すっごい見下している。でも後々ホムンクルスに名前付けた辺りで人間らしいところをいくつも見つけてまあまあ受け入れる。「36歳なんて坊やよね」と最初から最後までゴルドさんの癇癪をニコニコ煙に巻く毎日。あと声に聞き覚えがあって何となく敬意を払ってしまう。恒例のセイバー詐欺をしてしまったせいでダーニックを筆頭に色んな人から何故別のセイバーが召喚できたのかと警戒される。ジャンヌがユグドミレニア側に来るまでケイローン先生から距離置かれまくる。ジャンヌが来てからもアヴェンジャーって何よって感じで軽く警戒され続ける。別に気にしてない。とにかくヴラド公とお酒飲んでくれ。話はそれからだ。最終決戦ではジークの背後で霊体化してついていくだけ。もっぱらシロウへの煽り要員。セミ様に複数回殺される。そして生き返る。

→赤ルート
バーサーカー離脱後にバーサーカーのマスターが脱走。シロウへの恨みから再度ズルで召喚した際に聖杯のアヴェンジャー召喚補正によって無理やり呼ばれてしまった。アヴェンジャーによる大聖杯汚染の恐れとジャンヌへの対抗策として座に返さずシロウが使役し続けることに。最初はセミ様の権力者オーラを毛嫌いするけどシロウの話をするセミ様には可愛らしさを見出して恋バナ()の聞き役に収まる。セミ様も茶化さず聞いてくれるのでついつい話しすぎてたまに我に帰るとアタフタする。可愛い。シロウに対しては好感はないけど信念は感じているので一応マスターとして扱う。が、もっぱらシェイクスピアのお茶汲みとジャンヌへの嫌がらせ要員に徹する。「おお聖女様!」「まあ聖女様!」うるさいけど悪くないコンビだと思います。

どっちのルートに行ってもジャンヌとシロウの2人のことをどっちもルーラー向いてないと感じてる。そして煽りに煽ってから最後付近でどうにかこうにか自主的に座に帰る。自分の願いが多すぎてどれが本当の願いか分からないから聖杯に願えない。

以下赤ルートの試し書きです。
胸糞意味不明短文注意。



「お姉様、お義兄様、ドフィ、ロシー。またどこかでお会いしましょう。どうかお元気で」


最初は、無垢な少女の声だった。

悲鳴や慟哭や嘲笑や、どんな負の感情からも痛めつけられたことのない声帯。そよ風のように澄んだ声音は、それだけで彼女の人生がどれほど穏やかだったか推し量れた。

清く美しく健やかに、人が人らしく生きる世の象徴。隅から隅まですべからく救済され尽くした世界を生きる理想。

いつかこんな声が溢れれば、こんな希望が当たり前の世界であれば、きっと、あの人も……


「人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し入殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し人殺し」


夢想は瞬きひとつ。世界は炎に舐め焦がされる。

あだかたきむくい
耳元で獣が唸る。
受けよ、飲み干せ、食い尽さん。

放っておけば永遠に永久に続くであろう怨念。“人殺し”というたったひとつの言葉にいくつも擦り込まれる激情。それは産まれてすぐ死んだ妄執の末路。復讐者の産声であり、復讐者の断末魔でもあった。

彼女の復讐は彼女の手によって為されず彼女の権力によって為されたものだ。それは彼らにもまた同じことが言える。彼らとて自らの手で彼女の家族を殺した訳ではない。ただ害をなし、無理やり死地に追いやって、結果的に死んでしまっただけ。彼らが直接その手で殺した訳ではない。

だから、これは復讐であって復讐ではないと彼女は言う。

死んだ家族のための敵討ちである以上に、知らぬ間に家族を理不尽に奪われたことへの怒り、恨み、辛み、悲しみ、悔しさ、虚しさ。それら全てを慰めるための儀式でしかない。終わってしまったことを実感するために、やられたことをやり返してお相子にする。全てが全て、彼女の気休めでしかなかった。

彼女は島を燃やした。家を、店を、教会を、学校を、広場を、港を、船を、家畜を、花を、虫を、子供を、老人を、大人を。家族を害した全ての讐と一緒に燃やした。讐を育て育み生かしてきた全てが全てを燃やした。燃やして灰にして土に還した。そこから芽吹いた花を愛でるために。血を肉を骨を吸って育つ芽を美しい花に育てるために。そうしてやっと彼女は前を向けるのだろう。

たとえ、化け物にされたこの身であろうと。


「私を、人殺しに、しやがって」


人殺しになった、この身であろうと。

自らが降らせた砲弾の雨に胴を押し潰され、血を吐き肉を抉り骨を折りながら、それでも呪詛は止まらない。

ほんの少し前まで人を害したことなどなかった彼女が立派な人殺しになった。家族を死に追いやった人殺したちと同じになった苦しみ。

これぞ応報であると、冷静に理知的に彼女は理解した。もうただの人に戻れないことも、戻らないことも、全て。

身体が物理的に化け物になった日から数えて七年。彼女の精神が真に化け物に作り変えられたのは復讐が為されたその日その時。

それ故に、彼女はアヴェンジャーなのだろう。


「なるほど、確かに相性が悪い」


耳鳴りがする。

青い空。白い雲。遊ぶ小鳥たち。蔦の青い匂い。穏やかな四阿での風景全てがあの地獄の異質さを彩る道具に成り下がる。マスターとサーヴァントのパスによって流れ込んできた夢の中でも、やはりアヴェンジャーは一味違った。

裁定者が公平無私であるならば、復讐者は偏向我欲の権化だ。法や倫理を蔑ろにしてでも怨恨を優先する獣。正しく夢の中の彼女はそうであった。自己満足だなんだと己の行いを客観視できていた分、だから何なのだという開き直りを数年かけて行った彼女。自ら理解して熟考した末に獣の手綱を解き放った。人殺しという悪を人殺しという悪で蹂躙した、不老不死の化け物。

それでも、彼女は人類の救済というシロウの願いを否定しなかった。

『私の救済対象はあなたが復讐した彼らも含まれますよ?』と鎌をかければ『わたくしの家族も救済されるのなら、それはお相子ですわ』と笑顔で帰ってくる始末だ。もっとも、彼女はいつも笑顔なのだけれど。

アヴェンジャーでありながら、すでに復讐を成した復讐者の成れの果て。我欲で人を殺したくせに人殺しをそしる矛盾の化け物。それでもサーヴァントとしての自覚はそれなりに持ち合わせているらしい。

ああ、それにしても。


『マスターも復讐をお望みですのね……微力ながらお手伝いさせていただきますわ……』

「オレを煽るのはやめさせたいな……」


やはり、アヴェンジャーなど召喚するものではない。



ドゥルシネーア{マスターは大事な人が死んだ原因を作った世界を正したいの? つまり復讐? なるほどね、理解した(理解してない)



・鯖化ドゥルシネーアin fgo
5章のはぐれサーヴァントとして登場。クー・フーリン・オルタに一回殺されて普通に生き返る。が、心臓を抉られても死なずにまた再生し始めたので呪いさんが大困惑して結果中途半端に呪われ続ける。本人的には途中から慣れてきて虫歯扱い。地味に痛い。

呪われ状態で地味に痛いしマスターいないし聖杯戦争っぽくないしで適当な人にマスターになってもらって殺して座に帰ろうとかいう無茶苦茶な結論に達して徘徊。完全に虫歯が痛くてイライラしてる人。そして不運にもナイチンゲールと雑魚戦をしているマシュと主人公に遭遇。

複数サーヴァントを使役している=誰かから令呪奪った不届き者に違いないから殺しても良いよねー!(狂化補正並感) 彼女は聖杯によっていつもより多めに物騒キャラしてます。

「もし、そちらの見知らぬマスター。わたくしのマスターがどちらにいるかご存知でしょうか? もしくはわたくしのマスターになっていただけます?」
「なりましょう(ノリ)」
「先輩!?」
「まあ、嬉しい。ありがとうございますマスター。そしてご機嫌よう、マス、ターッ!」
「せ、先輩! 下がってください!」

で、マシュとナイチンゲールと戦闘。耐久EXなだけで攻撃力はワンピの一般人並なので全然終わらない。途中からサーヴァントに慕われてるっぽいから悪い人じゃないのかなあと諦めて退散しかけたところでナイチンゲールに捕まる。

「あなたは病気です。治療をします」
「ありがたい申し出ではありますが拒否します。この持病は座に帰るまで付き合うと決めた仲なのです」
「あなたの意見は聞いていません。看護師の言うことに従いなさい」
「……インフォームドコンセントというお言葉をご存知でしょうか?」
「知りません。これ以上治療を拒むのなら両足を折ってでもテントに連れ帰ります」
「マスター? 令呪を使ってくださらない?」
(両腕でバッテン)
「ナイチンゲールさんの説得は……その……先輩には重荷かと……」
「あらあらまあまあ」

結局すぐにラーマくんという優先患者が出てきて有耶無耶になる。

「そういえばどちらさま?」
「まあ、自己紹介をすっかり忘れていましたわ、失礼しました。セイバー、トラファル、ガー……?」
『トラファルガー・ロー! 海賊王の冒険譚に登場する大海賊の一人だね! なるほど、そのコートの紋様はハートの海賊団の海賊旗か!』
「トラファルガー・ローって、女性だったんですか!?」
『そこはほら、アーサー王とかドレイク船長とか前例が、ね?』
「それにしては海賊らしからぬ口調だよね」
「海賊というよりは、貴族のご婦人のような……?」
『ああ、トラファルガー・ローの異名は“死の外科医”でね、実際に凄腕の名医だったんだよ。医術を学べるなんてよっぽど裕福な家庭だったんじゃないかって説が結構有力なんだ。だからお嬢様口調で海賊やってても不思議じゃないさ』
「へえ!」
「なるほど」

恒例のセイバー詐称で首を傾げている間にドクターによるローさんの逸話説明で訂正を忘れるドゥルシネーアさん。もはやこっちが持病かもしれない。

以下書きたかったシーン。



「あなたは病気です」
「ですが、この心臓は座に帰るまでどうしようもありませんわ」
「違います。それは口惜しいことではありますが、私が言っているのは心の方です」
「はい?」
「あなたは病んでいる。心を縛り付けられている。何故使いたくもない慇懃な言葉をわざわざ使うのです。品があるのは結構なことですが、それで心を病むのなら話は別です。即刻その言葉遣いをやめて海賊らしい荒くれ者になりなさい」
「あらまあ」
「早く」
「それは無理です、」
(銃口を構える音)
「……代わりに、お願いしても?」
「治療に関係があることなら聞きましょう」
「これから私がする言動の一切を、忘れてくださいませんか?」
「それが、あなたのためになるなら」
「では、失礼します」


彼女は抱きついた。相手の肩に顔を埋め、声が漏れまいと恐るようにクリミアの天使の体を捕まえる。一瞬身構えたナイチンゲールだったが背に回った手から震えを感じ取っておもむろに相手の背中に手を回した。聞こえてくれるな、と言わんばかりのか細い声であったが、至近距離であるがゆえに相手の声はしっかりとナイチンゲールの耳に届いていた。


「みんなと一緒に暮らしたいドフィと仲直りしたいローと旅したいロシーを生き返らせてほしいお姉様とお義兄様にありがとうを言いたい昔に戻って二人を止めたいお父様を改心させたい化け物じゃなくなりたい奴隷なんていなくなればいい天竜人なんて最初からなかったことになればいい昔の記憶を消して生まれ直したい私なんか生まれて来なければよかった」


何故、己の肩は濡れていないのだろうか。ナイチンゲールは至極当然のように彼女が泣くであろうと思った。淡々と、恐らくは彼女本来の言葉遣いで紡がれる願い。聖杯に願うにはあまりにちっぽけなものから壮大すぎるものまで、止めどなく流れていく願いの洪水。人間の欲深さを象徴するほどの数の願望を聞きながら、けれど彼女が願望器にその願いを伝えないことも直感で分かってしまった。


「****に戻りたい」


最後の最後に吐き出されたそれが、もはや吐息が靄かと言わんばかりに薄く淡く希釈されたそれが、他の願いと比べてより鮮明に彼女の本心を映しているように思えた。


「分からない。聖杯戦争に出たって、勝ったって、何を願えばいいの?」


それなのに、吐き出した本人が本当の願いを理解できていない。たったさっき言ったばかりだというのにもう忘れてしまっている。これは重症だ。


「ありがとうございます、ナイチンゲール」


フワッと羽毛が舞うかのようにナイチンゲールから彼女が離れていく。呪いにも似た言葉の羅列を吐き出したとは思えないほど、その表情は変わらず微笑んでいた。


「トラファルガー・ロー」
「……あの、」
「あなたの治療には時間が必要です。この国の病と同時並行で治療する必要があります」
「ナイチンゲール、私は、」
「看護師の言うことを聞きなさい! いいですか、これから私には先ほどの口調で話すこと。それと定期的にカウンセリングを行いますから、座に帰っても私のところまで来なさい」
「そんな無茶な」
「分かりましたか?」
「はい」


以降ドゥルシネーアはナイチンゲールが苦手になるけど、主人公とマシュは「仲良くなったんだ〜」と二人を組ませたがる。そのまま無事5章終了。

真名バレはカルデアに召喚されてからですかね。


「セイ、バー……ではなく、アヴェンジャー、ドゥルシネーアと申します。マスターの召喚に応じて参上いたしました」
「どちらさま」
「たった今自己紹介しましたのに」


どうでもいいけどクリスマスイベのサンタアイランド仮面見て爆笑してほしいです。お互い微妙にアポの記憶があって、知人の知人くらいの距離間なんだけどキャラ崩壊寸前までドゥルシネーアが笑ってたら登場するたびに「サンタアイランド仮面様!」と叫ぶだけの役に主人公から抜擢される。今度は天草が吹き出す番。セミ様実装待ってます。


ここまで支離滅裂なネタにお付き合いくださってありがとうございました!



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