「ふうん?」
じろりと私を見てくる翔君に苦笑いを返す。
なにその疑ってますっていう視線。
確かに陸ちゃんは格好良い顔してるし、良い声してるし、歌うまいし、性格以外は…性格以外はパーフェクトなんだけど。
そういえばどうしてBクラスなんだろう…。
うーん…と一人首を傾げていると「とりあえず中入れば?」と翔ちゃんが手招きしてくれる。
他のクラスに入っていいのかなあ?と陸ちゃんを見ればあっさりと入ってしまい、私も後を追うようにSクラスの教室に足を踏み入れた。


昼休みだからなのか教室に人はほとんどいなくて、いる人といってもいつかのように団子状態で誰かに群がっていた。
…女子ばかりだか大方予想はできるけど。


「そういえば自己紹介してなかったな。俺は五十嵐陸、よろしく!」にこっと営業スマイルを張り付けた陸ちゃんに翔ちゃんも同じく営業スマイルで返事していて、仲良くなれなさそうだなあと思いましたまる。

あれ?作文?











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