翌日、学校に行っても周りに人は寄らない。

昨日話しかけてきた宮下も。

嫌われたり、距離を置かれるのは慣れてる。

それはこっちにも都合が良い。

誰かと一緒に行動するなんて疲れるし、足手まといになるのもなられるのも好きじゃない。


「…はぁ。」


気付くと溜め息を吐いていて。
気付くと近くに宮下が居た。


「溜め息吐くと皺が増えるらしい。」

「…頭の検査は行ってきたの?」


宮下は、放課後の誰も居ない教室に限って現れる。

そんなにあたしと居るのを見られたくないんなら、放っておけば良いのに。


「生憎、近くに大きい病院が無くってさ。」

「じゃあ紹介してあげるから、今から行ってきた方が良いよ。」

「マジで?じゃあ、一緒に帰ろ。」


何故そういう解釈になる?





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