ティースプーンに山盛りの砂糖を、一杯、二杯、三杯。見ているだけで胸焼けを起こしそうな紅茶は、砂糖を入れた本人の口へと消えていく。
「よくまぁそんなに砂糖を入れて飲めますね」
「柳生さんこそ、よくストレートで飲めるのぉ」
砂糖がたんまりと入った紅茶と逆に、砂糖など一粒も入っていないストレートの紅茶を飲む柳生は、甘そうな紅茶に眉をひそめた。
「紅茶の風味が消えてしまいますよ?」
「ストレートって苦いんじゃもん」
少し口を尖らせて拗ねたふりをする仁王に柳生は、不意打ちでキスをしかける。
「っん……バカッ!!」
「甘いですね」
しれっとした顔で言う柳生とは対照的に、真っ赤な顔で唇を抑える仁王は身近なクッションで柳生を軽く殴る。
「紅茶飲みたいんなら、カップから飲みんしゃい!!」
「仁王くんの口からいただくことに、意味があるのですよ」
ストレートの紅茶を飲みながら言った柳生のカップに、今度は砂糖を大量に入れてやろうと決意した仁王だった。
――――――――
短いww
時間がとれなくて、提出期限ギリギリに書きました!!
制作時間10分程度ww
やおいの本領発揮です!!
戻る