| |
「なまりある子って可愛くない？」
「あー、それはわかるわ。東北の方とかな」
「あと、なんとかなんだべ、みたいなのとか！」
「関西弁もあるな」
「あたしもなまろうかな」
「お前がなまったらもうただのいもい田舎女になるからやめろ」
「何でやねん！」
「いてっ。おま、叩くことねぇだろ」
「関西の人って叩いたりすんべ」
「ほんとになまんのかよ」
「やるときはやる女じゃき」
「竜馬かよ。つか、なまるんでもどれか１種類に統一しろ」
「えー、それじゃつまらねんだぁ」
「それにしてもお前なまり方うまいな。何だその無駄な特技」
「無駄じゃなかとよ」
「いつ発揮すんだよ」
「決まってるやろそんなん。告白するときや。なまってた方がインパクトあるやろ？」
「インパクトありすぎて想い伝わらなそうだな」
「じゃあまず関西弁バージョンいくで。めっちゃ好きやねん！」
「おー、これはまだあるな」
「次！あんたが好きなんだぁ」
「これはねぇだろ」
「大好きじゃき」
「だから、竜馬かよ。これ言われたら笑うな」
「笑うってどういうことさね？ふざけてなかとよ。あんたはどれが一番良かったとね？」
「良かったつーか、関西弁が一番ましだな。どれも聞きなれねぇから変な感じだしよ」
「じゃあいきます！めっちゃ元希のこと好きやねん！」
「は？え？」
「もー、なァに間抜けな顔してんだぁ？今のちゃんと聞いとった？」
「や、聞いてたけどよ。え？お前それ真面目に？」
「当たり前じゃき」
「‥‥まじか。俺的には標準語がよかったわ」
「でもインパクトあったでしょ」
「ありすぎて冗談にしか思えねぇよ」
「じゃあ最後にちゃんと言ってあげるよ。元希大好き」
なまる女の子って可愛いよね
|