「榛名って可愛いよね」

「は?遂に頭イカれたか」

「いやいや勘違いしないで。榛名自体が可愛いんじゃなくて、榛名って苗字が可愛いの」

「何だよ、それなら変な言い方すんなよな」

「榛名が可愛いとかないない」

「なんかすっげぇムカツク」

「そんでさ、榛名って苗字可愛くない?」

「そうか?今までそんなこと考えなかったな」

「だって女の子でも春菜って名前の子とかいるじゃん」

「確かになー。でも別に本当の名前あんだから苗字は苗字でよくねぇか?」

「えー、苗字だって可愛い方がいいじゃん。西浦に泉君っていたけど、泉も可愛い苗字だよね。しかも本人も可愛かった!榛名と違って。あたし泉君と結婚しようかな」

「お前なんかじゃ無理無理」

「やっぱり?あたしも実は薄々気付いてたんだけどさ。あー、でもやっぱ将来は可愛い苗字になりたいなー」

「じゃあもうあれだな、俺と結婚しとくか。答えは3択な?yesかはいかOK」

「えー榛名かぁ。まぁでもそこまであたしと結婚したいならしてあげてもいいよ」

「つか、最初からお前に選択肢とかねぇから」






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