「はーいみんなー、これから肝試しやるよー!」
「「「はぁ!?」」」
「明日は初試合だからねー、緊張を解すのと誰が度胸あるのかを確かめておきたいの」

いや、だからって唐突すぎますよ監督。
てか、マネのあたし達には伝えといてくれればよかったのにー。
あたし達は肝試す必要ないし。

「監督!俺は花子と回りたいです!」
「はぁ!?」

ふざけんな田島!
あたしを巻き込むんじゃない!

「残念田島君、マネの2人と回れる人はくじで決めるの」

よかったー。

じゃない!!

「あたし達もやるんですか!?」
「えー、怖いよー」

断固拒否だ!
怖がるちよは可愛いけど。

「当たり前でしょ!マネージャーだって度胸は大切!それじゃ、男子はくじひいて!」

駄目だ、こうなったら監督は何も話を聞いてくれないだろう。
あー、誰と回るんだろーなー
ま、誰でもいーけど。
てか、ちよと回りたかったな。

「怖いねー」
「ねー、やだー。多分山菜採り行った山とかだよね」

怖がるちよが可愛すぎる‥‥!
ちよと回る奴恨むぞ!

「あ、男子決まったみたいだねー」
「ほんとだ」

少し離れたところでわーわー騒いでる。
そりゃちよと回れる人は嬉しいよねぇ。


さぁてあたしは誰と回るんでしょう?








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