「田島ってさぁ、野球のことしか頭にないよね」

「そんなことねぇよ。だって俺毎晩オ「黙れ、変態!」


教室にいんのにそんな大きな声で何言おうとしてんだ!
まぁみんな慣れてるから反応しないけどね。


「だってほんとのことだろー!あっ、あと花子への愛!」
「あー、はいはい」
「流してんじゃねぇよ!」


いつもこいつは愛だの何だの言ってるけど絶対嘘だ。
田島なんて凄い軽そうだし。
てか元気で明るいいい子に見えるけど、絶対腹黒い。


「じゃあ、れっつ脳内メーカー!」
「おー、懐かしいな!」
「えーと、たじまゆういちろうっと」


泉のやったときは、全部眠いだったよなー。
田島はやっぱり全部野球そう。


「おっ、出た!」
「うわっ!嘘と愛と友だ」
「これ絶対ちげぇだろー!」


しかも嘘と愛がいっぱいで友少ない!
野球ないよ!
まぁ野球って文字はないけど。


「いや、意外と当て嵌まってるよ。田島腹黒いし。すべてが嘘みたいな」
「は?俺腹黒くねぇよな?」


そう言いながらも、どす黒い笑みを浮かべてる田島。
明らかいつもの無邪気な笑顔とは違う。


「いや、その笑顔が黒い。あたしは騙されんんぞ」
「ま、花子ならいーや」
「いいんだ」
「てか、花子への愛はほんとだぜ!」


また言ってるよこいつは。
そんな脳内半分くらい嘘の人に言われても説得力ねぇし。


「だって脳内愛いっぱいじゃねーか!」
「うーん、そうだけどー」
「花子は実際に証明しねぇとわかんないの?」


うっ!
田島が黒すぎて怖い!
笑顔なところが余計怖い!


「わかったわかったから!」
「じゃあ付き合おーぜ!」
「え、いやそれは‥‥」
「は?」


やっぱり田島は隠れ腹黒だ。
みんな無邪気な田島に騙されちゃいけないよ!
あたしは貞操の危機なので、逃げるぜ!
脳内メーカーなんてやんなければよかった!






田島は腹黒くあってほしい←
愛は野球への愛かな?
でも友がちゃんとあるからね








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