「いーもん、自分でメールするし。ただ元希のケータイからメールきたら隆也が驚くと思っただけだし」


さっきはムカついたから勢いで帰ってきちゃったけど、やっぱり後味悪いよなぁ。
元希とはよく喧嘩するんだけどこの頃はしてなかったから。
喧嘩したあとはあんまり話さない。
でもやっぱりそれは寂しいな。
まぁいっつもどうにかなるしいっか。


隆也にメールしようと思って携帯を開くと新着メールが1件。


「あり?誰だ」


開いてみると、高瀬準太の文字。
うわー準太、久しぶりだなぁ。

内容は今度試合見に来ないかっていうことだった。
もちろん行くでしょ。
会うの久しぶりだもんね。

準太とは、元希の試合を応援しに行ったときに知り合った。
最初はあたしと元希が付き合ってると思ったらしくて、誤解を解くのに大変だったっけ。
元希と同じ投手だけど、爽やかで優しいしかっこよくて比べものにならない。
絶対モテるんだろうなぁ。
あたしも彼氏は準太みたいな人がいいな!

妄想を膨らませていると、返事がきた。
えっと、大宮の球場か。

じゃあまた今度、っと。


さぁてもう面倒だから隆也にら電話しよ。


そして元希のことを愚痴り、喧嘩したことを話した。
まぁいいやとも思ったけど、やっぱり早く仲直りしたいし。
隆也は面倒くさがりながらも聞いて、アドバイスまでくれた。
何だかんだいって優しい子だよね。
何で元希はそれがわかんないんだろうなー?
まぁ隆也も元希のこと相当嫌ってるんだけどさ。

明日、仲直り出来るようにしよう。








    
  












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