あの2人は崎玉高校だったらしく、『SAKITAMA』とプリントされたTシャツを貸してもらった。
今はそれを着て桐青の応援中。
ほんとは大きな声出して応援したいけど、さっきそれをやったら周りの人の視線が痛かった。
何せSAKITAMAってでかでかとプリントされたTシャツ着てるからね。
まぁ今日は我慢しよう。


桐青は準太の安定したピッチングで失点なしの5-0。

まだ元希の試合までちょっと時間あるし、準太に会いに行こうかな。
と思ってたら、丁度準太から電話がきた。


『もしもし、なみ?今会えるか?』
「うん!あたしも会いに行こうとしてた」
『じゃあ東口のとこで』
「うん、じゃまたあとでね」



東口に向かうと準太はもういた。
いつものように爽やかでかっこいい。


「久しぶりー」
「前の大会以来だな」
「うん。試合おつかれさま、準太凄かったね!」
「なみの応援のおかげ」
「またまたー。準太はお世辞うまいなぁ」
「(本気なんだけどな)」


こんなイケメンにそんなこと言われたら大体の子は期待しちゃうでしょ。
準太は自覚ないんだろうけどさ。


「つかなみ何で崎玉のTシャツ着てんの?」
「あーこれ?ちょっと服が濡れたから貸してもらったんだ」
「言ってくれれば俺の貸したのに(つか俺のTシャツ着てほしかった)」
「いや、準太アップしてたから。そろそろ元希の試合始まるしあたし戻らないと」
「俺もダウンしなきゃだし行かねぇと」
「また今度会おう」
「おぅ、また連絡すんな」


もうちょっと話したかったな。
それにしても準太ほんと爽やかでいいやつだよね。
まじ理想の彼氏だ。
まぁあたしなんかじゃ釣り合わないけどさ。

そろそろ元希の試合始まるし、座席いいとことらないとだから戻ろう。
元希は4回からの登板だけどね。

久しぶりの試合楽しみだな。






    
  












「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -