俺はジェニファーが好きなのに、あいつは俺のことを見てくれもしない。

今までは見てるだけで充分だったけど、もうそれだけじゃ足りなくなってきた。




田島と付き合ってるとかそんなのは知らねぇ。


授業中じゃなくても人があまり通らない、美術室前にジェニファーを呼び出す。

「何?泉」
「ジェニファーさぁ、田島のどこかいいの?」
「えー、全部好きだよ!てかそれを聞くために呼んだの?」

そんなわけないだろ。
自分で聞いときながらも、もうイライラして我慢出来ない。

ドンッ

「えっ!?なに!?」

俺がを壁に押さえ付けると、驚くジェニファー。
まぁ彼氏の友達にこんなことされてんだから驚くよな。
でも両手首を掴んでるから抵抗できないんだろう。

「俺さ、ジェニファーのこと前から好きだったんだ。田島なんかやめて俺にしろよ」
「何言ってんの、泉?ねぇ!怖いよ泉」
「怖い?俺はいつもの俺だ。で、どうなんだよ?」

まぁこんなことで田島を捨てるようなことはしないのは分かってる。
案の定、ジェニファーは俺を睨んできた。

「あたしが悠一郎を好きなのは変わらない」
「やっぱそういうと思った。でもジェニファーが言うこと聞かないと、田島のこと怪我させるからな」
「え?」

田島を怪我させるのなんて楽勝だ。
ましてやジェニファーを俺のものにするためなら手段は選ばねぇ。

「やだっ!やめてよ、この前の大会で1試合出れなかっただけで落ち込んでたのに‥‥」
「じゃあどうすればいいかわかんだろ?」
「‥‥‥」

声も出さずジェニファーは泣き出した。
そんなジェニファーがたまらなく愛しい。

「もう1回聞くぞ、田島と別れて俺のものになるか?」
「なる、なるから!‥‥悠一郎には」

ジェニファーの言葉を遮って、思い切り抱き締めた。
ジェニファーは本格的に泣きだしたけど、それも気にならない。

これでジェニファーは俺のものだ。





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狂愛が書きたいのにうまく書けないorz
いずみんは計算高くて、手段をえらばなかったらいい←






 




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