思うところは果てない海のよう、
僕はそっと息を呑みすべてを口に
することを阻んだ

別れ道なんて失くしてしまえば僕
らはずっと一緒にいることが出来
たのだろうか

ふと過去を振り返ればしがみつき
たくなるくらい甘いふたりがいた

目映いきみの胸に咲く花

ベランダで縮こまって泣いたある
蒸し暑い夜の日のこと

seadream

きみだけの秘密

聞き分けのない僕をまるで宥める
ように冷たい雨が頬をつたった

多くを望むつもりはなかった

あのね



 
「#年下攻め」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -