ゆめのなか、薄ぼけていて白ずむ古いフィルムが映し出すあたたかな光景

ぼくらは終わりの場所で出逢ったんだ

youkoso, bokura no utopia.

あの子は未だ知らない、ぼくのこと

馬鹿な真似はやめてかわいそうなぼくを抱きしめてよ

笑えるほどチープな曲が流れるぼくらの関係

ロマンチックな接吻をぼくにちょうだい

唇を噛んできみはぼくを拒絶した

崩落するぼくら

顔も見ずに背を向けてさよならを言うあの子はぼくの知らない人だった

バイバイ、かわいそうな世界

知らない足音を響かせてあの子は去ってゆく

たったひとつのぼくの願いはいつまでも叶うこともないまま、吐息とと
もに吐き出されることもないまま世界は廻ってゆくのだ

こんぺいとうのなみだ

ねえ、ぼくは此処にちゃんといる?

過去を振り返って形にするとキラキラのあの子が現れた

ストロベリー・シンドローム

 
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