いじわる
※性的描写を含みます。
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一切の苦情は受け付けません。
最近お互い忙しくてなかなか会えなかった。
この間もヤマトさんがやっと長期任務から帰ってきたって思ったら、私が急患対応で帰れなくてとか、そんなすれ違いが続いていて。
やっと会えた。
いつもの道を通っていたら人気はなく、好きが溢れてたまらない私は逞しい腕にギュッとしがみつき頬をよせた。
久しぶりに彼に触れる。会いたくて仕方なかった。
すると、ヤマトさんはキスをしてきた。
軽くついばむようなキスで角度を変えて何度も何度も。
久しぶりに味わう唇の柔らかさをもっと感じたくて、思わず彼の首に腕を回した。
すると、それを合図にどんどん激しくなっていく。彼の器用な舌は私の歯列を丁寧になぞり、口内をかき乱されて。
二人の息が上がる。彼の唾液なのか自分のものなのかもはやわからないものが口から伝うけど、そんなことどうでもいいと思った。
彼から与えられる行為に脳内が溶かされていく。
でも、ここは外。
これ以上激しさがまして、自分の思考回路が完璧に侵される前にヤマトさんの胸をそっと押した。
お互いの吐く息が熱い。彼の目は熱を帯びた獣みたい。
私を欲しいって顔に書いてある。その雄の顔がたまらなく私を掻き立てる。
でも、きっと私もおんなじ顔してるよね。貴方が欲しいの。
「早く帰ろう。」
少し体温が高くて大きな手が私の手をとり、指と指を絡め合った。
このスラリと長くて骨ばった美しい指が私の身体を這っていくことを思わず想像してしまう。きっとすこし焦らすように私の太ももを優しく撫で、次第にその手は中心へと向かい、弱いところを執拗に刺激することだろう。
今から起こる情事を期待して、自分の中心がギュッて縮こまり腰に重だるい感覚が広がるのを止められないよ。
早く彼の熱に翻弄されたい。
私、いつの間にこんないやらしい身体になったの?
早く抱かれたいと思う自分が恥ずかしいけれど、その羞恥を超えて彼の身体を求めて止まない自分が確かにいるのだ。
家に入ってすぐに彼女の唇に食らいついた。
最近お互い忙しくてなかなか会えなかった。
やっと会えた愛しい君は僕に素直に甘えてきて、もう限界。
君は知らないだろうけど、会えない夜に僕が頭の中でどれだけ名前をめちゃくちゃに抱いていると思う?だって、君に溺れきっているから。
僕の舌に誘われるように、彼女の舌が僕の口内に侵入してくる。
恥ずかしがり屋な彼女が序盤から積極的なことに気を良くした僕は彼女の服に手をスルリと入れ、豊かな二つの膨らみを包む下着を押し下げ、やわやわと揉みしだいた。
どれだけ脳内で思い描いても実際のこの柔らかさに勝るものはない。このしっとりとした柔らかさは僕のものだ。
胸の頂点を人差し指でピンと弾いた。
「ん、んん……。」
すると、僕の唇に塞がれた君の口からは鼻にかかった甘い声が漏れた。
きっと、君の下の口は洪水になっている。触らなくてもわかる。
さっきから太ももを恥ずかしげに擦り合わせているから。
唇を離し、名前をきつくと抱きしめた。
だって、愛し過ぎて頭がおかしくなりそうなんだ。
僕の硬直した熱いモノを彼女の身体に押し当てる。
あぁ、早く繋がりたくて仕方ない。
すると、名前は口を開いた。
「シャワー…入ってきてもいいですか?」
「それは却下。」
彼女の気持ちもわかる。僕もサッとシャワー入ってから来たし。でも、もう限界なんだ。
君が今日一日の疲れを洗い流していようがしてなかろうがどうでもいい。
「でも…恥ずかしいし…お願い。」
名前は頬を紅潮させ、先程からのキスで潤んだ瞳で僕を見上げた。
馬鹿だな。それは逆効果だ。僕をさらに煽ってどうするつもり?
「うん、やっぱり無理だ。」
そして、僕は彼女を抱きかかえた。
「ちょっと、待って!」
腕の中でジタバタ動いてるけど、無視してバスルームを素通りし奥の寝室に向かった。
ベッドに優しく降ろしたら、君はまた僕に抗う。
「あの、ヤマトさんちょっと待って…」
「待てないよ。」
一分一秒だって待ちたくない。
僕は早く名前が欲しくて爆発しそうなのに、君は余裕だな。
ちょっとそれは面白くない。
彼女にまた濃厚なキスをする。
でも、君はまだ諦めていないようで僕の胸を押し返そうと抵抗してきた。
もう少し乱れさせた方がいい。
そう思い、名前のスカートをたく仕上げ、下着を指でずらしてその間から彼女の敏感な赤い実を擦った。
「……あ…はぁ。」
名前は僕の予想通り、甘い声を漏らした。
さらに、もうすっかり溢れてしまっている蜜を指先に絡ませ、また彼女の敏感な突起を引き続き刺激する。
指先で軽く触れたかといえば、少し力を入れて擦る。
僕の与える抑揚に合わせて名前は腰をじれったそうにくねらせた。
もう彼女に抵抗は見られない。
それを見計らって彼女の服と下着をあっという間に脱がせ、僕も自分の服を脱ぎ捨てる。
でも、僕ばかり君を求めてやまないのも悔しいからちょっとお仕置きしておかないとね。
僕の与える快楽に酔いしれる名前の脚をM字にグイと大きく開かせた。
「やだ、やめてよ!」
股を閉じようと君は足に力をいれるけど、僕はそれを許さない。がっちり手で固定して開ける。
名前がこの体勢を凄く恥ずかしがることは知っている。
それに今の僕の位置からだと、彼女の大事な部分が丸見えだ。
「名前べちょべちょになってるよ。拒むくせに、ここは喜んでいるみたいだけど。どういうことかな。」
僕は彼女の湿った中心部分に舌を這わせた。
指でも虐めてあげたいけどね、両腕は彼女の脚を固定するために使っているからしょうがない。
「……………やめて…汚い。」
彼女は羞恥からか快楽からか声が震えている。この体勢だと彼女の顔が見えないのが残念でしょうがないよ。
きっと、恥ずかしくてたまらないのに、よじれる自分の身体の熱を持て余して悔しげに眉を寄せている。そして、耳まで真っ赤に染め上げているんじゃないかな。
想像しただけで、僕の中心がまた切羽詰まっていく。
「名前のここ、凄く美味しい。」
すると、彼女は鼻を啜った。
泣いてるの?でも、止めてなんてあげない。君にも僕をもっと求めて欲しい。
彼女の赤い突起を引き続き舌でチロチロと刺激していく。ここを執拗に攻められるのが大好きなんだよね。
初めはゆっくりと徐々に激しく触れていくと彼女の蜜坪からは愛液が次から次へと溢れ出てくる。
「…ん……あ…あん。」
ついに声を漏らし出した。
駄目だ。顔が見たい。僕の愛撫で快楽に歪んだ顔が見たい。
顔を上げて、彼女の顔をのぞきこんだ。
駄目だな、こんな顔反則だよ。思わずゾクリした。
涙で潤んだ瞳、紅潮した頬には涙の筋が残っている。薄いピンクの唇はだらしなく開かれていて僕の与える刺激をなんとか逃そうと浅く息を吐いていた。
そのまま、君の顔を眺めながら次は指を、蜜坪に侵入させた。
すっかりトロトロになっているそこは僕の指をなんなく受け入れていくので一気に3本の指で攻め立てる。
もちろん、名前の一番弱いとこを。
いきなりの強い刺激に彼女は背中を弓なりにのけぞらせまた甘いあえぎ声が漏れる。
「…やん……あっ……あぁ。」
「ここが名前は好きなんだよね。気持ちいい?」
「ん、…すごく…ふ…いい。」
せわしなく動く僕の指に反応して彼女の腰は無意識にか動いていた。
そして、僕の指をもっともっとと咥えていく。
身体が小刻みに震えだした。きっと彼女の絶頂は近い。
「あっ…や、ダメ…も………だめ…!」
やっぱりイキたいよね。僕も名前が激しい絶頂に身体を震わして一際高い声で鳴くとこがみたい。
でも、ここはぐっと我慢だ。
僕は指をスルリとぬいた。彼女は腰をうねらせながら甘く酔いしれた瞳で何故?と問いかけるように僕を見た。
「名前、シャワー入ってくる?いいよ、別に。」
ニコリと笑って言ってやった。
彼女は信じられないといった顔で驚いている。
「いいよ。さぁ、いっておいでよ。」
もう一度言うと、名前は顔をくしゃりと歪ませた。
「ヤマトさん、酷い。こんなにしといてそんなのあんまりよ。」
可愛すぎるよ。もう僕ばっかり求めているとかそんなのはどうでもいいぐらい君がめちゃくちゃになっているとこ見たからいいんだけどさ、男ってのはやっぱり好きな子を虐めたくなる生き物みたいだからね。
「うん?じゃあ、名前はどうしたいんだい?」
君は僕から真っ赤に染まった顔をそらして少し黙った。
そして、太腿をすり合わせながら躊躇いがちに小さな声を漏らした。
「………ヤマトさんのが欲しいです。」
いいね、イキたい。じゃなくて、僕のがってのがいい。
「呼び捨ての方がいいかな。」
「…………ヤマト、のが欲しい。」
愛らしいって言葉は君のためにあるんだと思う。
クスリと思わず小さく笑っていた。
「了解。じゃあ、あげようね。」
もしシャワーに行かれたら、大問題だったな。
僕のは先からほとばしる透明な汁が出ていてすっかり固くそびえ立っている。
もう、本当に限界の限界。早く君に自身を埋めたい。
僕はベッドに横たわり彼女を跨らせた。
素直に僕を求めてくれたから、彼女が一番感じる体位にしてあげる。
それに、僕もこの体位―騎乗位―は好きだ。
名前を僕に跨らせると彼女は自らの手で僕の熱に手を添え、膣へとあてがった。
普段は恥ずかしがりやな彼女が積極的に自ら僕を求めて腰を下ろしていく。
羞恥を超えて、僕を、快楽を、求めてやまないそんな姿が見れる。
だから、凄く好き。
彼女によって僕の熱く硬いモノは温かな肉壁に包まれていく。
思わず、ため息が漏れた。
ああ、たまらない。この瞬間をずっと待ち望んでいたんだ。
まだ動いてないっていうのに、締め付けがすごい。
名前の子宮がギュッと縮こまっているのがわかる。
「まだ挿れただけだよ。そんなにいいの?」
「…だって、はあ……あんまりにも焦らすから…。」
「それは悪かったね。もっと気持ちよくしてあげるよ。」
そして、下から彼女を突き上げる。
この体位は奥まで刺激が強いから、いつも名前はあっという間に快楽に貪欲になっていく。
「…んん、…あ、…きもちい。」
ほら、僕が下から与える律動に合わせて名前も腰を動かしだした。
手を僕の太ももにつき、彼女の細い腰が快楽を求めてくねくねと動く姿は僕を一層興奮させる。
それにね、彼女の豊満な二つの膨らみがゆさゆさと揺れる様も堪らないんだ。
思わず胸に手が伸びてしまう。
でも、何よりいいのはやっぱり……
「…ヤマト、さん……あ、…すごく、いい。」
恍惚とした瞳で押し寄せる快楽から眉を寄せる君の表情。
快楽を貪る君。
これが一番僕を駆り立て、彼女の肉壁に包まれている自身が余裕なく更に張り詰めていく。
名前の腰に手を添え、僕は突き上げる速度を速めていた。
すると、彼女の身体が小刻みに震え出し呼吸が一層浅くなる。
そうか、君ももう絶頂が近い。
「はあ…僕、いっちゃいそうだ。」
「……ん、…わたしも…。」
君がひときわ高い声で鳴くところを今度こそ見せてもらおう。
そのまま、下から激しいピストンを繰り返す。
結合部からはぐちゅぐちゅと卑猥な音。
頬を染め、瞳を潤ませ、身体をふるわし昇り詰めていく彼女。
名前が僕のモノを更にきつく締め付ける。
ああ、もう限界。
彼女への愛しさと、迫りくる快楽のことしか考えられない。
「く、ああ、……イク!」
「……も、…あん……だめぇぇ!」
――
「ヤマトさんはさ、どんどんいじわるになっていきますね。」
「そうかな?」
「そうです。」
僕の胸に頬を寄せて横たわる彼女はちょっとご機嫌斜めだ。
「だって君が可愛いからさ、ついね。」
「可愛いって言ったらすまされると思ってるでしょ?」
「そういうわけじゃないよ。心から思ってるよ。」
すると、名前にため息を吐かれた。
「好きな子いじめて喜んでるなんて子供みたい。」
確かにそうだな。
でも、僕は君と出会うまではこんなタイプじゃなかったはずなんだ。
そう、だから僕を夢中にさせた名前が悪い。
そんなこと言ったら更に彼女は怒るだろうから口には出さないけれど。
それに、まだ夜は始まったばかり。
今、機嫌を損ねるのは得策ではない。
「じゃあさ、次はとびきり優しく抱くよ。」
「本当だか。」
「確かめてみるかい?」
「………。」
少し考えてから、君は返事の代わりにピタリと僕に身体を寄せた。
僕の口元は弛みきってしまう。
ああ、やっぱり君は可愛いよ。
シャワーは後で一緒に浴びよう。
どうせ今からまた汗だくだ。
おしまい