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白猫の短歌10編

ちらほらと 片目が青い 白猫に 積もる初雪 僕らの出会い

ダンボール 箱の中から 飛び出した 白い仔猫に サチと名付けた

こんなにも 高額だった クッションを お気に召さずに ダンボールの中

駆け回る サチは元気に 部屋の中 自転車の鍵 弾き回して

無理やりに 予防接種に 連れて行き 恨めしい目で 睨まれてます

完全に 餌の選び方 間違えた その缶詰は けっこう高い

カーテンが 爪を立てられ ビリビリに 登山ごっこは やめにしようか

ねえサチよ 少しは良い事 あったかい 君の幸をば 望んだけれど

なあサチよ そこにいられちゃ 困るんだ 風呂の蓋上 入れないだろ

サチに向け ゆっくり瞬き をしてみた サチはそっぽを 向いていたけど