※合宿にて二人で買い出しに来ました。


「今日の夕飯はがっくんリクエストでカレーだよね」
「あいつは楽でいいな」
「ガキだしね」
「さりげにお前ひどいよな」
「で、人参とじゃがいもと玉ねぎと…」
「もうこんなもんでいいんじゃねーか」
「そだね。よし、お菓子売り場行こう」
「なんでだよ!夕飯の買い出しだろ!?」
「えーいいじゃん!部費は使わないから!」
「まさか俺の金とか言うんじゃねーだろーな」
「頼むぜ兄貴!」
「やだよ!」
「えー買って買って買って買って!!買ってよー!」
「お前こそガキか!…ったく仕方ねーな。みんなの分も買っていってやるか」
「わーい!さっすが兄貴!」
「あー、ジローはポッキーで岳人はポテチあたりでいいか。跡部は何食うんだあいつ…」
「ここらの庶民の食べ物なんて口に合わなそうだよね」
「万人ウケすんのはやっぱコレだろ。もういいわ、じゃがりこで」
「サラダ味で頼む。私はヤツのをつまみ食いしたい」
「お前も早く好きなもん入れろよ」
「あい」
「チータラかよ!お前オヤジか!」
「てめっ、チータラなめんなよ!」
「ガキだったりオヤジだったり忙しいやつだなホント!」
「わかったよ、じゃあピーナッツにする」
「あああだめだだめだ!それはギリギリあっち側だ」
「えー、じゃあ落花生」
「もっと離れたよ!」
「わっかんないよ!」
「見極めろよ!」
「じゃあもういいよ、えびせんで」
「おぉ、そんな感じだぜ女子高生は……って、なんだその態度!俺が買ってやるんだぞ!」
「あ、宍戸見て!この歯みがき粉辛くないんだって!」
「もうやだ…」
「すごいねぇ…」
「おらもう早く会計済ませんぞ」
「首!首しまっ…あー!お饅頭68円だっていたいいたいっ」



帰り道



「なんか大荷物だね」
「誰のせいだよ…」
「いやー、宍戸に来てもらってよかったです」
「荷物持ちと奢り役ってか」
「やだなーもう!宍戸と行きたかったんだよ、私は」
「……え、」
「半分もつよ、荷物」
「や、これ重いから。俺持つ」
「お菓子の袋の方は?」
「……」
「ねぇ宍戸ー」
「あ?」
「こうやって買い物袋持って並んで歩いてるとさ、新婚さんみたいだよね」
「…は、」
「なんてね!」



――――
これ会話文じゃなくてちゃんと書けばよかったかな…。
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