「あー、今日も雪積もってるC!」
「ほんまや」
「ふふ、じゃあアレ、やっちゃう?」
「柚が俺に勝つなんて百年早いぜ!」
「仕方ありませんね、付き合ってあげましょう」
「ッハ、雪合戦なら臨むとこ」
「「ドッヂボールじゃあー!!」」
「なんでだよ!!」


「はい、ということでドッヂボールをやります。跡部、ドッヂボールのルールくらい分かるよね?」
「あぁ、なめんなよ」
「雪合戦を知らなかった奴が何を、ぷぷっ」
「るせぇ!」
「おーい、くじ出来たぜ!」
「サンキュ、宍戸」
「ちょうど五人チームになりますね」
「跡部と違うチームになりますように跡部と違うチームになりますように…」
「ホント腹立つなお前」



くじ引き結果
チームATOBE
跡部、宍戸、芥川、鳳、水瀬
チームKINOKO
日吉、忍足、向日、滝、樺地



「どええええ、跡部と同じチームかよー!」
「ちょっと待てバカマネージャー、チームKINOKOって何ですか」
「日吉がキャプテンだからさ」
「答えになってませんけど」
「あいたたたたた」
「ほな、負けたチームは1週間部室掃除な」
「絶対負けないCー!」



「っく、」
「ナイスキャッチ宍戸!」
「ッハ、お前らの死角は俺のインサイトで丸見えなんだよ!」
「いやいやいやいや!死角にボール投げてどうすんの!?あんた本当にルール分かってる!?」
「俺がキングだ」
「何そのドヤ顔超ムカつく。ボール相手にわたったくせに」
「跡部、お前にはアレがあるじゃねぇか」
「…!そうだったな、くらえ!タンホイザーサーブ!!」
「だからなんでだよぉおお!!これ相手にボール当てるゲームだからね何回も言うけど!」
「飛んでミソー!」
「さっきから向日先輩強いですね」
「やっぱりこういう系は強いのかなー」
「ムニャムニャ…」
「ジロー寝るな!!」
「………」
「何で心閉ざしてるの忍足。何なのアイツバカなの死ぬの」
「一球入魂!」
「やるじゃねぇか長太郎!」
「宍戸さんのおかげです!」
「いや俺何もしてねぇけど」
「ッハ、なるほどそういうことか!ようやく分かったぜ」
「やっぱコイツルール分かってなかった!」
「破滅への輪舞曲だ!」
「おー、ナイス跡部!」
「っはああああ!!」
「なんで無駄に二回も当てるんだよ!!滝可哀想じゃん!」
「下剋上等っ!」
「え、ちょ、ま…っ」
「柚!!」

ドスンッ

「………え、」
「大丈夫…ですか……?」
「ありがとう…」
「状況を説明すると、日吉の下剋上等が柚に当たって、そのまま吹っ飛ばされるところを外野の樺地が受け止めた、いうとこやな」
「お怪我は……ありません、か…?」
「な、ないです!やだどうしよう、樺地好き!」
「えええ」
「結婚して!!」
「えええ!?」
「ふざけんなお前、樺地は俺様なしじゃ生きていけねぇんだよ」
「跡部ひどいなそれ」
「ね、今日一緒に帰ろう!」
「だから、樺地はお前の命令は聞かな」
「……ウス」
「えええええ」



――――
なんかもうカオス。

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