何日経っても、白石くんが意味が分からない。この人の頭は大丈夫なんだろうか。
 ため息をついて、下駄箱に靴を押し込めようとしたら、奥の方に白い封筒を発見した。人生初のラブレターだった。ボルテージがどんどんあがってゆく。ドキドキ、心臓がなる。ゆっくりと裏側に書いてあるだろう名前を見たら、SHIRAISHI☆と書かれていた。


「……」


 テンション急降下。思わず手に床をついてしまった。間違えた、床に手をついてしまった。
 仕方なく開けて読んでみると、「大丈夫、好きやで」
 何が大丈夫なんだろうか。私は大丈夫じゃない。

 ばっと後ろを振り返ると、柱の陰から少女マンガの主人公のような顔でこちらを見ているSHIRAISHI☆さんがいました。どうしよう怖い。


 
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