「最近、暗くなんの早いなぁ」
「腹へったー。白石肉まん奢って」
「あ、無理や。今日52円しかあらへん」
「バイブルの名が泣くで」
「謙也は?」
「…野口さん1枚」
「…え、まじ?」
「まじ」
「謙也が金持ちとかありえない!今日マンガ買って帰ろ、謙也のお金で」
「俺、ハー○ンダッツな」
「いじめ、だめ絶対」
「ここら辺外灯ないから怖いんだよね。左右には変態二人もいるし」
「俺はスピードスターや」
「スピードスター、肉まん奢って」
「しゃーないなぁ」
「せやったら俺にも」


「…なんでコロッケ?」
「いや、え?肉まんは?」
「旨そうやったから」
「…まぁ旨いけどさぁ」
「学校帰りに食べるコンビニのコロッケって、なんや知らんけど旨いやんな」
「財布に優しいし」
「野口さん持ってるお前が言うな!」


月がきれいな、帰り道の出来事。


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