「カール・エルンスト・クラフト」
1900〜1945 スイス
アドルフ・ヒトラーに最も信頼されていた占星術師。
大学で統計学を学んだクラフトは その知識を生かして独自の占星術を確立した。
1939年にヒトラーのホロスコープを作成し 彼に暗殺の危機が迫っていることを悟った。
すぐさま国家保安局に警告を発したものの無視される。
しかし 予言は的中し逆に暗殺事件への関与を疑われた。
ところがその後 この事が縁でヒトラーの御用占星術師となり ドイツに都合のよいプロパガンダを行うようゲッペルスより指示を受けた。
当初はそれに従っていたクラフトだったがしだいにナチスと距離を置きはじめ、むしろ戦争を終結させる方向へと進みはじめた。
しかしこのことにより1945年ナチスに強制収容所に入れられ、栄養失調で死亡した。
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