「ヨーゼフ・メンゲレ」
1911〜1979 ドイツ
ナチス・ドイツに所属した医師。
数多くの人体実験を行い「死の天使」の異名をもつ。
大学で人類学と遺伝子学を学び、1943年からアウシュヴィッツへ派遣された。
そこでさまざまな人体実験を行い、食料不足の際には4万人もの囚人を殺害している。
彼が特に好んだ実験対象は10歳前後の双子であった。
彼は数千組の双子を集めてさまざまな人非道的な実験を行った。
また 両目の色が違う双子にも異常な執着を見せ、目に化学染料を注入したり、眼球をアルコール漬けにしたりした。
実験中に失明するとこどもはすぐさまガス室に送り込まれたという。
1945年 連合軍により研究室が爆破されたが、メンゲレは捕虜になりすまして脱出し、ブラジルへ逃げ延びている。
34年に及ぶ逃亡の末、海水浴中の事故で死亡した。
【関連項目】
◆双子実験
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