「ユダヤ教」
預言者モーセに天地の創造者である唯一神(ヤハウェ)が神の教え(トーラー)を啓示し、その唯一神がイスラエルの民(ユダヤ人)を選んで契約を結んだとされる信仰を奉ずる宗教である。
ユダヤ教では 目に見えない唯一の神で万物を創造し支え戒める恵み=正義によって 歴史を導く主なる神ヤハウェを信じる。
聖典はモーセを通して彼らに示されたという「律法(トーラー)」であるがそれは成文化され いわゆる旧約聖書(ユダヤ教では用いない呼び名)の最初の五冊『モーセの五書』となっている。
この古い律法はそれぞれの時代に適応するにあたって解釈や注釈が加えられてきた。
これらは紀元の境をはさんだ数十年間にラビ(教師)達がこれらの伝承を編集し『ミシュナー(くりかえすの意)』と呼ばれた。
その後ミシュナーについての解釈がいろいろ生じ それらがまとめられて『ゲマラ(補完の意)』と呼ばれた。
これら二つは次第にひとつに集大成されていき『タルムード(偉大な研究の意)』となった。
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