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先生が手伝ってくれたおかげで、
準備が思ったよりも早く終わった。


「おーい!タキシードとウェディングドレス作ってきたよ〜!」

「これをあの2人に着させよう!」

「おしゃれコウベに教えてもらったから、こんなふうに出来た!」

「タキシードとドレスは、普通のものを頼んで、それから私たちでデコったの」

「それでラフィーナたちいなかったんだ!」


ところで、主役の2人を
いつ誰が呼ぶのかな?


「あっ、じゃあボク
呼びに行ってくるよ」


ちょうど近くにあるのが放送室。
校長室まで行くのがめんどくさいから、
放送室で呼び出した。



『校長先生、理事長!
至急体育館まで来てください!』



たまたま廊下を通ったとき、
呼び出された2人に会ったアミティ。


「これに着替えてください!」

「「…?」」


この2人は、体育館で
なにがあるのか…まだ分からないみたい。







―んで、5分後。


「あの2人、準備出来たってさ!」

「じゃあわたし、ドア開けるね」

「ボクは、紐を引っ張るね!
りんご、合図よろしく!」

「わかった。じゃあ、開けるよ!せーの…」


同時にアルルが、くす玉の紐を引っ張った。
紙には『結婚おめでとう!』
と書いてある。

校長先生と理事長は、あ然としている。


「これはどういうことだ…?」

「校長先生、理事長。
あたしたちでサプライズ計画をたてたんです!」

「事情は理事長から聞きました!」

「ルルー…お前言ったのか?」

「当然じゃないの!」

「…しかし盛大すぎだな」

「とりあえず、おめでとうございます!」


盛大すぎた結婚式。
…多分2人は幸せそうに
祝福されていた。

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