素直になれない3



私は意味が分からなくてティエリアを見たら、ティエリアの手には私があげようとしていたチョコがあった。


「何でティエリアが私の作ったチョコを持ってるの!?」


「貰って来た」


「貰って来たって…」


私は何も言えなくなった。


きっとクリスティナとフェルトが渡したのだろう。


するとティエリアはチョコを1つ手にとって食べた。


「甘い…だがほろ苦い」


「…だって、ビターチョコだもん。ティエリアが甘いの苦手だって言ってたからあんまり甘くないチョコ選んだし」


そう言った後に、私は自然と口から出た言葉に驚いた。


「俺の為に作ったのか…」


そう言われて急に恥ずかしくなって慌てて立ち上がろうとしたら、ティエリアに私の手を掴まれて引き戻された。


「リリィ、お前は俺の事が好きなのか?」


「っ!」


私は心の中でそんなこと聞くな!って思ったけど、もうやけになって言ってしまった。


「…
好きだよっ!!ずっと前から好きだった!!」


そう言ったら…
いきなり抱き締められた。


「っティエリア!?」


「一回しか言わない。…俺はリリィの事が好きだ」


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