けんか!

ふふー
あめ玉うまし
なんと!今舐めてるあめ玉は期間限定の特別なあめ玉なのだ!


『ふふっおいしーっ♪』


やっぱり期間限定は格別だよね!


「あっなまえだ!」

『ふむっ?』


あっ変な声出ちゃった
あめ玉舐めてるししょうがないか!


「ホントだー」

「なになめてるの。」

「ぼくたちにもちょうだい!」

「おれもー!」


あっ……
まあ4つくらい大丈夫だよね


「これおいしーっ」

「ホントだ!」

「もっとなめるー」

「ぼくにも」


あれ?
あれれ?


「あっなくなっちゃった」

「ホントだー」

「もっとほしかったな」

「なまえ!ごめんなっなくなっちゃった!」

『…………』

「「……なまえ?」」

「「なまえちゃん?」」

『………うわぁぁあああんっ』


ひどい!私の楽しみにしてたのとっちゃうなんて!
大人気ないかもしれないけどあめ玉は私の大大大好物なのにーっ!しかも期間限定!


『うっうっ……まもるくんたちなんてみんなだいきっらいなんだからーっ!!』ダッ


もーっ!
私だって怒るときくらいあるんだから!

だいたい4人は私に甘えすぎだっ!
可愛くても許されることと許されないことがあるんだから!


『ただいまーっ!』


お母さんには悪いけどふて寝してやるっ!



---------------



「名前ちゃん朝よ起きなさい」

『んー?ぉかあさん?』

「そうよ 昨日は守くんたちと喧嘩したんですってね 家まで謝りにきたのよ?今日会ったら仲直りしてあげなさい」

『………うん』


家まで来たのかぁ……
私もあめ玉くらいで泣いて怒るなんて大人気なかったしなぁ……
今日会ったら私も謝ろっ



『おかあさーん!じゅんびできたからはやくようちえんにいこ?』

「はいはい 早く行きましょうね」

ガチャ
「「「「なまえ/ちゃん!」」」」

『!?なんでここにいるの?』

「えっとぼくたちなまえちゃんにあやまりたくて……」

「なまえちゃん!ごめんなさい」

「なまえーごめんなさいー」

「ごめん………」

「「「「これ!みんなで買ってきたから許して!」」」」


あっ……昨日のあめ玉だ……
なんかこんなことやられたら私ホントに大人気ないなぁ


『わたしもごめんね!きらいじゃないからね!だぁいすきだよ!』


うん!結局私はこの4人が可愛くて仕方ないし大好きなんだよね!

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