告白--風丸Side--

名前は小さい頃から大人っぽくて、俺たちを大事にしてくる大好きな子だ

名前はいっつも俺たちを甘えさせてくれる

だから、俺たちも名前が大好きだし、名前も俺たちのこと大好きだと思う

それに、俺たちは名前がいなくなったら駄目になるくらい名前が大好きだ

だから、

「なぁなぁ!今日名前が上級生の男に呼び出されたんだって!」

「「「………え?」」」


名前は絶対渡さない!




それは、俺たちが恭弥が先生と話して(脅して)手に入れた空き教室で話している時におこった


「守……それ誰から聞いたの。」

「んーっとなぁ…あっ!名前と同じクラスの女の子からだ!」


それって告白じゃないのか…?

俺がふと思ったことをつぶやくと綱吉が思い切り立ち上がった


「よし。その上級生消そう。」

「待て待て待て待て待て待て」


なんだよ一郎太と文句を言う綱吉の襟を掴んで、とりあえず綱吉を落ち着かせた。


「あのなぁ、その上級生消したとしても、名前にバレたらまずい」

「じゃあ、どうすればいいんだよ。」

「とりあえず、僕が咬み殺す」

「とりあえず、サッカーしようぜ!」

「恭弥は危ないし、守はサッカーしてどうするんだ」


ダメだ
この綱吉と恭弥は消すことしか考えてない
守にいたっては関係ないし



「とりあえず名前の家に行ってみないか?」

「それもそうだね」

「名前の答えも気になるし僕も行くよ」

「俺も行く!」


話がいったんまとまると俺たちは名前の家に向かうことにした



「「「「お邪魔しまーす」」」」


俺たちが名前の家に着くと名前のお母さんが出迎えてくれた


「あら、いらっしゃい。名前ちゃんならまだ帰ってきてないわよ」

「そうなんですか?」

「ええ。だから名前ちゃんの部屋で待っててもらえるかしら?」

「わかりました」


名前はまだ帰ってきてないらしいので、俺たちは名前の部屋で待つことになった。



『ただいまー』


俺たちが来て30分くらいしたあとに名前が帰ってきた。


カチャ
『みんなー?どうしたのー?』


ぐるんっ!
「「「「(じーー)」」」」

名前は告白されたのに全然変わってないな…


『ホントにどうしたの?』

「(守いってよ)」
「(やだよ!こうゆうときは綱吉だろ!)」
「(は、?無理!一郎太だろ!)」
「(俺もやだよ!恭弥行けよ!)」
「(僕もやだ)」


『?なに話してんの?』

「い、いや、なんでもないからな。」

『?ふーん。そういえばさー、私今日告白されたんだよねー。』


名前は顔をちょっと赤くしながら俺たちが気になってた話題を持ち出した。

なんで顔が赤いんだ?
…付き合うのか?


「!つ、付き合うのか?」

「や、やめた方がいいよ。あんな草食動物」

「恭弥の言うとおりだぜ!」

「俺もそう思う。」

『?付き合わないよ?』

「「「「は、?」」」」


名前は平然とした顔で俺たちの質問に答えた


『だから、付き合わないよ。』

「(だから?)……じゃぁ、名前はどうゆう人と付き合いたいの?」

「「「(恭弥、よく言った!)」」」


『私ー?私はねー………』

「「「「(ドキドキ)」」」」



『20代の人かな!』



「「「「…………………年上すぎだろ/でしょ!」」」」


俺たちには興味がないのか…


次の日に俺たちは噂の上級生を呼んでお話をしました



名前は顔が可愛いってわけじゃないんだ。
それでも俺たちにとったら名前は可愛いんだ!
だから、知らないやつには絶対渡さない!


その後、名前に告白するとリンチされるという噂が流れましたとさ!

『(なんか最近の男子、私を避けてる気がする…)』

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