何かに揺られる感覚がして目が覚めた。
『………っっっ!』
「ん?…あぁ、起きたのか。」
『な、んで、』
私が星宿にお姫様抱っこされてるの?
思わず星宿の腕の中で暴れる。
すると、星宿は私を床におろしてくれた。
『ここ……、っ!めーちゃん!めーちゃんはどこですか?!』
「落ち着いてくれ名前。ここは私の住む家のようなものだ。あの狛犬なら柳宿とともに名前の飲み物を取りに行ってる。」
『そ、うですか…』
星宿の言葉に私は安心して胸を撫で下ろす。
よかった…
ここにめーちゃんがいるなら大丈夫。
めーちゃんがいれば、私は大丈夫なの。
私がホッとしていると、めーちゃんの声が聞こえた。
《ごしゅじん!》
『めーちゃん!』
私の胸に飛び込んできためーちゃんをぎゅぅーっと抱き締める。
ここまで考えて、ログアウト。
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bkm