ーーおぎゃあ

わたしが産声をあげた日
父はわたしのことを見なかった。
母はわたしを愛おしそうに撫でた。

そしてわたしは自分が世界から弾き出されたと感じた。



ーーおぎゃあ

産声をあげたのはわたしじゃない。
父はやはりどうでもよさそうにソレを見ていて、義母は愛おしそうに赤ん坊を撫でた。

わたしは可愛い可愛いその赤ん坊をいっぱいいっぱい愛でようって決めた。



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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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