あ、なんか落ち着いてきた。

おはようございます、サクラちゃんです。
昨日のは気のせいってことになりました。うん。なんか一晩寝たら、落ち着いたや。昨日のは気の迷いだねえへへ。

わたしが十以上(精神的に)離れた年下の男の子にラブラブずっきゅんなんてありえないよね!わたしってば、勘違い屋さん!

ちなみに、昨日作ったお菓子たちはジョースターさんと執事さんたちとディオにあげました。みんな美味しいって言ってくれてハッピーラッキーでした。


「ああ、そうだ。サクラ。」
『はい?なんですか?』
「君は学校はどうする?」


今朝、カチャカチャと朝食を取っていると、ジョースターさんにそう言われた。
きょとん、とジョースターさんを見る。

がっこう…?がっこうといったら学校?

そういえば、今日はジョジョとディオ野原に遊びに行くらしい。怪我しなければいいなあ。
なんて、的外れのことを考える。

いや、だって学校って…二回目なんだもん。
あんまり乗り気はしないよねぇ。


「君はとても優秀だから、今からでも学校に行くのは遅くない。」
『そうです、ね…』
「私のお勧めの学校がある。どうだい?」
『でも、迷惑じゃ…』
「いいや。もう君は私の大切な娘なんだ。そんなことは思わないよ。」
『ジョースターさん…』

きゅんっ

なにこれ、ジョースターさんものっそいイケメン。さすが紳士だね!


『ふふ、じゃあ、お願いしてもいいですか?』
「もちろんだとも。」
『ありがとうございます。…お父さん。』
「!」


にっこりと、ちょっとだけ頬を染めながらジョースターさんのことをそう呼んでみた。

なんだかあの父の時よりも、素直にお父さんって呼べる気がした。



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