そういえば、原作ディオはどうやって父さんを殺したんだっけ?
なんて、前世の記憶が忘却の彼方へといってるサクラです。
猫か犬かでいうと犬派です。わんわん可愛い可愛いよ、わんわん。はい。どうでもいい話ですね。
とりあえず、父さんがわたしを襲った日以降、ディオがわたしから離れない。家にいるときはピッタリとわたしにくっついて離れない。可愛い。さすがに外に出るときは、ディオもディオでお金を稼がなくちゃいけないから、わたしとは別行動なんだけどね。
で、思考は冒頭に戻る。
原作ディオが父さんを殺したのは覚えてるんだけど、なんでかは覚えてないんだよねぇ。
そして、わたしの知識は三部までしかない。
とりあえず、ジョースター家とは関わらないようにせねば!
My angel ディオを殺させやしないぞ!まあ、原作ディオが死ぬ頃、わたしは死んでるけどね!たしか、百年後でしょ?うん、死んでるわ。百年後も生きてるって、それ吸血鬼。
とにかく、ディオを吸血鬼にしなければ、全てが万事解決オールオッケーだからね。よし。わたし、がむばる!
グッと一人でガッツポーズ。
弟のためにも、世界平和のためにも、お姉ちゃん、頑張りまっさー!
「姉さん、僕から離れるなよ。僕が、守るから。」
『ふふー!ディオ可愛い!』
最近ディオの言葉使いが悪くなってきたけど、可愛いから許す!
ふにゃりと、なんにも考えずに笑ってたわたしは、ディオの考えなんてなんにも知らなかった。
知ろうとも、しなかった。